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好きな作品を流れのままに綴ります。 二次・オリジナルのお話です。よろしくお願いします。まずは【はじめに】からお入り下さい。

WISH 5 窓越し

2015-11-25 Wed 10:46

5【窓越し】

バイトを終えて、部屋に戻ったつくし。

「ただいま。花沢類。」
花沢類が持ってきてくれた5個の湯飲みに向かい言った。

明日の面積を前に尋ねてくれたあの日に、言えなかったことを話しだす。

「花沢類・・・もうここには、住んで居られないんだよ!ウソ言ってごめん。
でも、言えやしないよね。何をしてくれるか予想ついちゃうからさ。
それに、道明寺にも悪い事しちゃった。。
あたしが、英徳に入学したのが間違いだったのかな?
でも、あたしは幸せな思いを沢山させてもらった。だから、会えたことに後悔はないよ。」
つくしは、窓越しから星空を見つめて、誰に言うでもなく語りかけた。

「紹介してもらえた品田さんちで、ほんとに住み込みで働けます様に。」
そして、就職先と住む場所の降ってわいた様な話し。泡と消えない様に星に祈りを捧げた。

その部屋の明かりを見つめるひとつの影。じっと見上げるのは、心底その人を案じる花沢類だった。

「牧野!何してる?
ホントは、会いに行きたいけど止めておくよ。
今の牧野に、俺に出来る事はないの?
ちゃんと食事してる?
心配は尽きないよ。あんたは、いつでも俺の頭もここも支配してる。でも、俺の勝手だから仕方ないね。
次に来た時は、部屋を訪ねてみるよ。
牧野も連絡して欲しいよ。俺はいつでも待ってるから。」

類は自らの胸に手を当てながら、窓の明かりを見上げ呟いた。そして、出来れば、今この時に、その窓から顔を出してくれたら良いのにと、少しの間その場から離れられずに佇んだ。


WISH


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