FC2ブログ
好きな作品を流れのままに綴ります。 二次・オリジナルのお話です。よろしくお願いします。まずは【はじめに】からお入り下さい。

スポンサーサイト

-------- -- --:--

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

別窓 | スポンサー広告 | ∧top | under∨

続・熱愛  4 【R18】

2009-11-01 Sun 00:04

R18指定です。性描写が含まれています。ご理解の上、お読みください。

【4. プレゼント選び】

その日つくしは、買い物に出掛けた。イブに、類に贈るプレゼントの為。

仕事帰りで、閉店間際。つくしは必至でデパートを駆け巡る。この日を逃せば買い物に出られるかどうか解らない。イブまでのシフトでは、買い物に行ける日が有るかどうか心配だから。
何でも手に入る類に、何をあげれば良いのかが毎年の悩みの種。
「どうしよう?後30分で閉店・・・・・」
紳士売り場の小物ショーケースを覗きながら値段と商品を見続ける。
「何かお探し物が見つかりましたか?」
30代のセンスの如何にも良さそうな店員が声を掛けて来た。
「いえ、まだ!でも、大丈夫です。」
「何時でも、声を掛けて下さい。」
にこやかに、場を離れてくれた。その時、つくしの後ろでカップルの声!資金の無い2人らしい?
「ナオ、何が欲しい?」
「ミオ!」
「バカ!イブの贈り物。本気で聞いて。」
「本気だよ。まだ、2人で朝まで居た事無いだろ!だから、居てくれたら・・・それが『ミオから俺へのプレゼント。』だめ?出来ない?」
「ナオ・・・・嬉しい。でも、無理だよ。パパが厳しいから!」
「ごめん、無理を言って。でも、それで充分な位、一緒に居られる事が欲しいモノだって解ってくれる?」
「うん。ありがとう。」
「そうだ、こうしてくれる!その日、一晩居られるなら歯ブラシをプレゼントして。言葉で無くてそれで教えてくれる?」
「じゃあ、駄目なら?」
「ワインを1本プレゼントして。それを飲んで眠るから!」
「大きさで解るじゃない?」
「歯ブラシも同じ大きさでラッピングすればいいよ!そしたら見た目では解らないから!」

胸も頬も熱くなる様な2人の会話。そして、つくしは気付いた。きっと類も同じ気持ち。一番に望んでいそうな事。あの日、確かにマンションにつくしは泊まった。でも、別々の部屋で眠りに着いたんだ。
あの晩を想い出す。そして、漸く贈り物は決まった。後に居るカップルに
『ありがとう!お陰で決まりました。』
そちらは見ずに・・・そう、呟いた。

つくしは、ショーケースから遠ざかる。少し離れて見ていてくれたあの店員に一礼して!
つくしの向かった先は・・・・・・


つくしの想っていた通り、あの日以降時間通り仕事を終えられる事は無く忙しさに追われる日々。類に連絡さえも間々成らない。携帯に着信が有り、メールで答える日が続く。
12月23日の朝、何時もの様に準備をして仕事に出掛ける。この日のつくしは朝から心は弾み・自然に顔は緩む。
「牧野さん、今日は何時にも増して楽しそうね?」
「そうですか?同じですけど!」
「そう言えば、明日から3日間お休みだったわね!」
「はい。辻さんは、年末年始のお休みは何時ですか?」
「あたしは、明後日お休み。それと、お店のお休みの元旦よ!」
「それだけですか?」
「後は、それ以降に連休を貰う予定。」
「そうですか?それじゃあ、31・2・3日宜しくお願いします。」
「こちらこそ!」

23日も7時の終了予定が、8時に延びていた。そして、その日の仕事を無事に終え、帰りながら明日からの休日を想い描く。楽しみな様で怖い様にも想える不思議な感覚。
帰ってから風呂に入り、乾き切らない髪のまま、明日からの荷造りをする。
壁に明日の為に用意した新調したばかりの服を下げた。ルビーを想わせるカラーのベロアワンピース。
ルビーの意味する言葉・・・

明日のあたしが、この服と同じ様に『情熱と勇気を持てます様に』赤く燃える位、情熱的でいられる様に!
類の前で、勇気を出して向き合える様に!・・・・・と。

今夜はとても眠れそうに無い!でも、眠っておこう・・・・・きっと、明日は眠れぬ夜に成りそうだから・・・・


12月24日約束のクリスマス・イブ。迎えは6時!
今の時刻は、午後4時に成る。もう全て準備は整っている。
入浴を済ませ、化粧を施し・髪にカールを加え女らしさを強調させてみた。そして、ワンピースに着替える。
気恥ずかしいが、桜子が以前言っていた『勝負下着』生まれて初めて、パールホワイトのシルクの上下を着たつくし。
働く様に成って給料が入り、ゆとりが出来はじめた。実家へは少しだが送金もしている。バイトとは大きく違う給料。前では決して買う事の無かった服でさえ、買える収入に成った。だから、奮発して買った『勝負下着』
身に着けて、高揚が止まらない。

花沢類は、道明寺との関係をどう想っているのだろう?
これまで、抱き合う事は有っても、それ以上は無理強いしなかった類。
『花の4人組』と称される様な美しい男子達。観ているだけで心を溶かしてしまう程の容姿を、この何年か間近で見続けて来た。何時も夢では無いかと想う自分がそこにいた。
数知れない出来事に遭い、絆を深め辿り着いたこの場所。

必然と言うべき流れに、今・・・身を委ねる。

想いを馳せて、窓辺に椅子を運び観ていると、ダークブルーのスーツに身を包んだ類の姿が眼に飛び込んで来た。
窓辺のつくしに直ぐに気付き、誰にも見せたくない綺麗過ぎる微笑みを向けられる。小さめに振る手にも、心はときめいてしまう!
カーテンを閉め、ボストンを手に部屋を後にした。階段で会い、声を掛け合う。
「牧野に会いたくて、狂いそうだった」
「類に会えなくて、狂いそうだった」
見つめ合い、抱擁した。
「さあ、荷物をかして、俺が持つから!」
「ありがとう。」

待たせて有る花沢の送迎車に乗り込んだ。
「牧野、全部自分で整えたの?」
「うん。変じゃ無い?」
「変!」
「ホント?どうしよう!」
「俺が、変に成りそうな位・・・凄く綺麗」!!」
「・・・もう・類ったら・・・ホントにどうしようって想ったんだから・・・・・」
「だって、ホントだから。他の男の眼に触れさせたくない!それが本音。」

確かに類の心配通り、この日のつくしは一段と綺麗になっていた。愛されている自信と愛されたい健気さが、全てを依り輝かせるのかも知れない。そして、深紅に近いベロアのワンピース。それに合わせた唇の色。大きな瞳が、尚更際立った。
「キスしても良い?」
「うん。」
顎を少し上げられ、フレンチキスを交わす。
「落ちない口紅にして良かった。」
頬を紅くし、俯きがちに呟いた。
類はつくしの肩を抱き、手で触れる。それまでの分を取り戻す様に!

間も無く、今宵のスイートルームの有るホテルのエントランスに到着した。運転手が、ドアボーイに荷物を渡している間にも、肩寄せ合い中に進んで行く。
エントランスから踏み入れた途端、巨大なクリスマスツリーが出迎えてくれた。ゴールドのベル型オーナメントとイミテーションアップルオーナメント。シルバーモール。そしてキラキラと電飾で飾られて、到着する客は暫し心を奪われる。
「類、綺麗だね!」
「うん。綺麗だ。」

その2人に周囲がざわめき出した。
「テレビか何かの撮影?」「綺麗な二人!」
当の本人はそうとは気づかず、立ち尽くす。周囲に鋭い視線が有るのさえも、気が付かずに・・・・・

声を掛けるのを躊躇していたベルボーイに気付き、2人は部屋に案内され漸く今宵の城に到着した。
「ディナーは、ここのフレンチを7時に予約入れて有るから。」
「うん。ありがとう。」
「やっと・・・この日が来たね。」
「うん。」
「待ち遠しかったよ。とっても・・・・・」
「あたしも。」
ハードな毎日の為か、更に痩せた体を抱き締めると、折れそうな華奢さが・・尚、愛しさを増す。
「そろそろ、行かない?」
「もう行きたいの?何ビクビクしてる?」
「そんな事・・無い・・けど・・・・・」
「お楽しみは、後にしよう!じゃあ、行こう!」
「うん。」

今夜の予約は「フルール」
ホテルのフレンチ・レストランで有りながら、予約が取りにくい程の人気店。
類とつくしが、店の前に行くと
「花沢様、お待ちしておりました。こちらへどうぞ!」
名前を言う事無く案内を受けると、個室に案内された。
「素敵なお店ね。良く来るみたいね?」
「ああ。仕事で良く利用させて貰ってる。あれっ、なんか変?」
「べ・別に変じゃないよ!」
「妬いてくれてるの?」
「そんなんじゃない。」
「そう、だったら嬉しいのに・・・・・」
「・・・そう!」
「エッ?なに?」
「・・・妬いたの!・・・誰と来たんだろうって・・・・・」
「ありがとう。2人きりは、今回が初めてだよ。安心して!」
「うん。」
そんな会話の中、料理が眼の前に運ばれて来た。
2人は、アペリティフに酔い、イブ限定のコース料理に舌包みを打った。シャンパンも最高に美味しい。
そして、レストラン一押しケーキのブッシュ・ド・ノエルに魅了された。
只でさえアルコールに弱いつくしは、今宵のメインを忘れはしないかと想う程に酔い始め、類は気が気では無い!
「牧野、後は部屋でゆっくり飲もう!」
「うん。そうね。」
返事の声にも甘さが増し、類を急かせ始める。
「行くよ!」
「プレゼントは、部屋でだったね!」
「うん。そう!早く行かなきゃね」
潤む大きな瞳。瞬きの度、色気を感じてしまう今夜のつくし。シャンプー?セッケン?その良い香りが類の鼻をくすぐり、今すぐ抱きたい衝動にかられる。
つくしの手を握ると、レストランのオーナーが丁度居合わせ、挨拶を交わした。
今夜の素晴らしい料理に感謝をし、何れ改めて家族で食事に来ますと一言告げた。
つくしを支える様にスイートルームに脚を踏み入れれば、虚ろな様子だったつくしに類が声を掛ける。
「牧野、綺麗な夜景だよ!」
「ん?・・どこ?」
類は、つくしの体を抱く様に窓辺に近付いた。
外のイルミネーションは、煌めいて瞬く星が瞳を惑わす様な輝きを見せる今宵。
つくしは酔いが覚めるのを感じながら、溜息交じりにガラス越しから眺めると
「こんなに綺麗な夜景観たの初めて!類・・・ありがとう。」
「喜んでくれて嬉しいよ。」
つくしは、子供の様にガラスに手を付き一点を見つめてる。
背伸びをしないと届かないそこに、思いきり腕を伸ばした。
「どうしたの?」
「ん?何かあそこ、気になるの!」
「抱き上げてあげ様か?」
「うん。お願いして良い?」
「良いよ!」
類はつくしを抱き上げた。そのつくしは、少し高くなった視線と指の届くガラスの面に手を近付けて。
「アッ・・・・・」
類は、その声を聞き笑みを浮かべる。ゆっくり、つくしを降ろすとそのまま抱きしめる。
「類!これって・・・・・」
「ああ。その返事は?」
「・・・は・はい。」
「ありがとう。」
つくしの体の向きをゆっくり変えると、大きな瞳を同じ様にキラキラ潤ませていた。
「気に入ってくれた?」
「うん。とても。」
「持ってるの?」
つくしは頷き、掌を広げた。
そこには煌めくプリンセスカットで作られたブルーダイヤのエンゲージリングが輝いている。
「牧野・・・結婚してくれますか?」
「はい。」
「嵌めさせて貰える?」
「・・・・・」
言葉は無く・・・つくしは頷いた。
「愛してる。」
「あたしも、愛してます。る・・・・」
類の名を呼ぼうとしたつくしを、類は抱き寄せ、その唇を塞いだ。抱きしめる力に想いを伝える様に。
一頻り触れ合うと、身を少し離し確かめる様に瞳を覗き込む
「今夜、牧野が欲しい!」
「・・・」
ゆっくり頷いたつくし。
類はつくしの掌を優しく開くと、リングを取り左の薬指に嵌めた後、額にそっとキスをする。
「2人でシャワーを浴びようか?」
「・・・・・」
イエスの変わりに類の頬に、触れるか触れないかのキスを返す。
類は、つくしを抱き上げるとバスルームへ足を向けた。腕の中のつくしの唇を啄みながら
バスルームで、類はつくしの服を脱がそうとした時、つくしが類を引き寄せ小さな声でその耳元にささやく。
「先に入っも良い?・・・」
その言い方が可愛くて、つい頷いてしまった類。
仕方なく、バスルームを後にする。
少し長いと気に成り出した頃、漸くバスローブのつくしが現れた。側に寄り額にひとつキスを落とし
「寝ないでよ!」
そう告げて、入って行った。
心臓が壊れる気がする程に、鼓動が激しく速いつくしの胸。もうアルコールはすっかり消えてしまい、緊張だけが身を覆う。
バスローブの下には、勝負下着を着けてある。何時か桜子が、ブラをしないと寝ると胸が平らになり、豊満で無い人は子供のに見えてしまう!と言っていた。胸に自身の無いつくしは、それを想い出す。

類に渡すプレゼントをサイドテーブルに置き、ベッドに滑り込んだ。
一度横に成ったが、興奮が更に上昇する為、已む無くバーカウンターにあったかわいい小ビンのお酒をグラスに入れて、そのまま飲み干した。すると一気に体が熱くなり、眩暈さえも現れた。どうにかベッドまで辿り着くと、眠い気分に襲われ、動悸が有るのに瞼が落ち始め、何時しか意識が遠のいた。

類はバスルームから出ると横に成っているつくしの側に近付いて
「エッ?眠ってる?」
やられた!そう想い、うな垂れてサイドテーブルに視線が行った。
緑色の包装紙に包まれ、赤いリボンの掛けられた四角い箱型のプレゼント。カードが添えられている。





  メリークリスマス
  後はお揃いのマグを持って行けば良いですか?
     つくし




箱を開けて、その文の意味に気付いた。
胸が熱く成る類。気持ちが通じ合えた喜びで一杯に成る。
眼を閉じているつくしを、見降ろす形で話し掛ける。

「プレゼントありがとう!本気にしたよ」
やはり眠っているらしい。甘いアルコールの香りがして気付いた。
「気持ちを鎮めようとしたんだね!弱いくせに、可愛い牧野・・・だったら、起きる様にしてあげる」
バスローブを脱ぎ捨て、身に纏う物が無いままに、隣に体を滑り込ませる。
「今夜は押さえが利かないって、言って無かったかな?」
「ん~・・・・・ふぅ~」
「何?・・・可愛い声聞かせて。余計にそそるの解ってるのかな?」
類は眠るつくしの額に頬に、そして唇にキスを落とした。啄む様に、そして次第に深く舌を探る様に絡めながら。
「ん~・・・・・ん~」
眉間に皺を寄せるがも、まだ眼を覚まさない。
類はそれを気にも留めずに、ローブの紐を解いた。
「下着着けてたの?ごめん。取るよ!」
ローブから腕を抜き、ブラジャーの紐も抜き取った。
「牧野!眼を覚まして。」
声を掛け、体を思いきり抱きしめた。可愛い膨らみが類の肌を刺激する。
「待てないよ!」
そう言いながら、顎に首に鎖骨に、唇を滑らせると膨らみを包み指を波の様に動かし揉みしだき、その蕾を口に含む。
「ん・・・・・あっ・・・」
「まきの・・起きて!」
「あっ・・る・・い」
漸く瞬きをし始めて、覚醒の様子を見せ始めた。胸への刺激をし続けると、甘い声は高まり身を反り始める。つくしの頂上は柔らかく淡く可愛かった。刺激で固さを帯びても、つぶらな蕾は類をより高揚させ、釘付けにする。
「牧野・・・司とは、もしかしたら・・・」
ふと想いながらも、留まる事無く類の動きは激しさを増す。片方から両方の膨らみへ舌は滑り、手は・指は、滑らかに刺激を続ける。蕾を摘まみ弄び転がしていると、ついにつくしがはっきり声を類に掛けた。
「類・・・はずかしい!」
「起きた?可愛いよ!牧野が寝ちゃうから。」
「あっ?・・・・類?」
つくしは、自分の有られも無い姿に唖然とした。
不覚にも眠ってしまった自分のせいだとしても、夢見ていた初めての類との夜。こんな形なのが悲しかった。
「類・・・・・何で、起きるまで待ってくれ無かったの?」
「まきの?怒ってる訳?勝手に寝ておいて?」
「類?そんな言い方ないでしょ!あたし、凄く緊張していて、どうにかしたくて・・・」
「それで、ひとりでアルコールの力を借りたくて、飲んだって事でしょ?」
「そう!いけない?」
「いけないなんて言って無い!だけど、好きな娘を眼の前にして、可愛い寝顔見せられて、今日までお預け食ってたんだ!手が出たって不思議じゃ無いだろ?
添い寝でもすれば良かった訳?」
類もつくしも、ベッドに体を起こし、甘い筈のイブに、荒げた会話でベッドに向かい合った。

『こんなはずじゃ無いのに!ごめん・と一言、口にすれば済むだろうに!』
『何で、眠ってしまったんだろう!飲まなきゃ良かった!それに言い過ぎて、ごめんなさいって、言いさえすれば仲直り出来るのに!』

「「もういい」」
同時に、心とは相反する言葉を言ってしまった2人。

つくしは大きな瞳に涙を浮かべ、隣のリビングに出て行った。類はそのままベッドに横に成り綿毛布を頭から被って不貞寝を決め込んだ。

サイドテーブルの時計が11時を示して。



熱愛 12345678910111213141516171819(完)番外編

続・熱愛 1234(R)567(R)891011(完)


関連記事

別窓 | 【完】 続・熱愛 【R18】含 | コメント:0 | ∧top | under∨
<<続・熱愛  5 | STARLIGHT | 続・熱愛  3>>
コメント
∧top | under∨
コメントの投稿

管理者だけに閲覧
 

| STARLIGHT |
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。