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好きな作品を流れのままに綴ります。 二次・オリジナルのお話です。よろしくお願いします。まずは【はじめに】からお入り下さい。

風の行方 6 新天地



6【新天地】

3人に予想外の卒業祝いをしてもらったつくし。
翌日幸せな心地で部屋の片付けにかかっていた。荷物が少ない中でも、残す物と処分しなくてはならない物がある。
新たにはじまる生活に加える為に。



そんな時、携帯が鳴った。

「アッ!道明寺だ。」

今回の事を知らせていないつくしは、出るに出られず携帯を閉じたままやり過ごした。

「ごめん!
でも・・・何だか今は言いにくい。越したら言うから。」携帯に向かい話し掛ける。
その夜、つくしは全て片付けが済んだ部屋で眠りに付いた。
翌日朝早くに眼覚めると部屋の掃除や大家さんに挨拶を済ませた。元々は、業者頼みだった引っ越しを先輩セレブが代わって手伝ってくれることになった。その先輩の来るのを待っていると20分遅れで3人が到着した
遅れた理由は、土壇場になり、したことも見たこともない引っ越しを貴公子達が出来るか出来ないかでもめていたらしい。
その結果、つくしにも一目瞭然な形で正体を現した。

「まるで引越し屋同伴じゃない?」
「まあな!」
「そんなとこ!」
「やっぱりこうなった。」
3人の後方には、頑強な体格の男性がいた。彼らが手伝ってくれるのだと理解したつくし。
「そんな事にならないと良いなって想ったけど、なったねやっぱり。」
「そう言うなって。」
「そうだよ。机を持って階段から落ちたら話しになんねえだろ!」
「そう言う事。」
「そうだね。手伝い人を連れて来てくれたんだから感謝してます。」
「だろ!」
「俺らも持てる範囲で運ぶからさ。」
「それだったら、お箸くらいなんじゃないの?」
「まあな、そうかもな。そうそう。牧野いらない物は?」
「もう処分したよ。」

こんな遣り取りの内に無事に引っ越しは完了した。

「ありがとう。」
「ああ。」
「良いとこだな。寮って言うより普通のアパートなんだな。セキュリティーは大丈夫か?ここに女1人で?」
「うん。大丈夫。今迄だってそうだったもん。むしろここの方が安全なくらい。」
「時々遊びに来てやるよ。」
「総二郎1人はダメだよ!!何か危ない気がする。」
「類!俺にも選ぶ権利はあるの。こんなガキを女と見てねぇって!なぁ・・あきら?」
「そうだな!」
「し・失礼な!!」
「クスッ。でも、来る時は俺も誘って。」
「ああ。お目付役に連絡するよ。」

「そうそう!この近くのお蕎麦屋さんに1時にお蕎麦届けて下さいって話したけど、2人分足りないから話しに行って来る。」
「それってあいつらの?」
「うん。」
「さっき、もう重たい物はないって牧野が言うから帰したよ!」
「やだ・・・お昼は?」
「ああ。大丈夫。昼飯代渡したから。」
「美作さん!済みません。アッ!西門さんも花沢類も!色々ありがとうございます。」
「良いって。」

そんな話をしていると蕎麦の出前が到着した。蕎麦だけではなく天ぷらもあった。
「オオ!牧野 気が利くじゃねえか。旨そう!」
「良かった喜んでもらえて。」
「うん。美味しそうだね。」
「花沢類お茶入れるの手伝って!」
「うん。」
「ペットボトルだけど、ごめんね。これ・・・お願い。」
「OK!」

こんな和やかな時間が過ぎた。
後日、想定外の出来事がつくしに起こる事を考えもしていなかった。




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