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好きな作品を流れのままに綴ります。 二次・オリジナルのお話です。よろしくお願いします。まずは【はじめに】からお入り下さい。

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ふたりの朝

2012-09-18 Tue 22:42

ショートストーリー
ふたりの朝

ピピッ!ピピッ!ピピピピピ・・・・・
ピッ!!
手を伸ばしベルを止めた。

そして、ごく自然な動きのままにベッドの中へ腕を伸ばし、その温もりを探ってる。

「ん~・・・つく・・ん?エッ!つくし?」

隣にいるはずの愛しい人に触れられない。
目覚める前に見た夢が原因で、慌ててしまう行動をしていた類。

その夢は

周囲の猛烈な反対で自ら身を引いて自分の元から泣きながら去って行く牧野つくしの姿。
追っても追っても近付けないもどかしい中で目が覚めた。

「つくし!ま・まさか?」

夢ではなく現実?不安に駆られ、類はベッドから飛び出しリビングへ通じるドアを開けた。

「おはよう!!類。」

明るい日差しの差す中で、弾ける笑顔の愛しい人がキッチンのシンクの向こうから声を掛けて来た。

「つくし」

名を呼び、直ぐに駆け寄り後ろから身体を包み込む様に抱き締める。

「ん!どうしたの?」
「いないから・・・隣にいないから・・・心配で・・」

「いるよ!どこにも行かない。類の居場所があたしの居る所。心配しないで。
みんなに祝福されたばかりじゃないの」
「ああ。つくし。」

そうだった!
なかなか得られなかった親の許し。
でも、ようやくそれが叶い、友人達だけが顔を揃えた形ばかりの式を済ませたばかりだった。

「何でだろう?」
「ん!何が?」

「つくしが居なくなる夢を見たんだ。」
「なんだ。そんな事!」

「そんな事?」
「うん。だって夢でしょ?あたし・・・聞いた事があるよ。夢って逆さまを見るって。」

「エッ!ホント?」
「うん。だから心配しなくて良いよ。これで、ずっと一緒だよ。」

「つくし!!」

向きを変えさせ類はつくしにキスをした。

フレンチキスより熱い想いを伝えるキス。

テーブルには、寄り沿う様に揃いの柄のマグカップが、注がれる中身を待ち侘びていた。



 

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