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未来  No.5 最終話

2010-11-01 Mon 00:05

愛しい想いを例えたら

キリが無いほど 多く成る

それには
「互い」でと云う部分が 無くては成らない。

2人で有っても、
3人で有っても
ましてや
膨らむ人数で 有ったとしても

「愛」

その切ない言葉に導かれ

今・・・
    
静かに未来が動き出す

【No.5  幸せな回想】

夕焼けのプロポーズから早いもので、2年が過ぎた。
あの日の事は夢の様でも有り、昨日の事の様でも有った。
人生の中で、これ程の幸せは無いだろうと想える位に満ちた一日。

あの夜、つくしのセッティングした2人だけのバースデーパーティー。
言うまでも無く類は喜んでくれた。
小さなケーキのキャンドルを吹き消す・・・類。
2人で交わす笑顔。胸がキュンと成る位の熱い想いが充実感を更に溢れさせる。
ドキドキしながら渡したプレゼント。おまじないの話しもした。
サプライズの助けも有って・・・言い易くは有ったけれど、それでも恥ずかしくてはにかみながら話した事。
今では懐かしい想い出。そして・・・叶った「おまじない」

類とつくしは、ふと振り返っていた・・・これまでの事を。

一番先に2人の事を知らせるべき相手。
道明寺司
類がNYに連絡を入れた。
「司、実は!」
「おめでとう!」
「エッ?まだ何も・・・・・」
「俺様が、解らないとでも想ったのか?バ~カ!お見通しなんだよ。」
「司、ありがとう!」
「礼を言われる覚えはねえ!」
「司」
「隙を見せんな!」
「ああ。幸せにするから。」
「お前が幸せに成れ!俺の分も。良いな、類」
「ああ。司も早く幸せに成って!」
「言われなくても成るから気にすんな!
式はどうすんだ?」
「親しい者だけの内輪的な式を考えてる。司・・・来てくれる?」
「ああ。しょうがねえ、そんな貧乏くせえ式じゃあ・・・俺が華になってやんなきゃあしょうがねえだろ!」
「ああ。そうして!牧野が喜ぶ。」
「ありがとな!類」
「何が?」
「イヤ…何でもねえ。日にちが決まったら、直ぐ言え!なっ。」
「解った。じゃあ、また!」
「じゃあな」
司は熱い想いに胸を詰まらせた。
家柄を考えれば無理をしている気がして成らない。それは自分と云う、親友を想っての事の気がする。
「牧野つくし。花沢つくし・・・か!道明寺には合わねえよ・・・」
一人ポツリ呟いた。

ストラップを縁に就職試験を申し入れ、田所社長は応じてくれた。
結果、無事社員の一人に合格した。
卒業後の進むべき道も決めたつくし。

そして・・・あの日の約束通り、つくしが卒業したら・・・・
手紙を受け取り、その後類の両親にも会えた。
意外な事に直ぐ打ち解ける事が出来たつくし。
先に抱擁をし掛けてくれた母・真美の温かさ。きっと生涯忘れない!
その母・真美がつくしに引き継いだウエディングドレス。
泣きながら受け取ったそのドレス。掛け替えの無い大切な宝物。

つくしは想いを馳せた。
類と紡ぐ日々の中で、増えて行く宝物。きっとこれからも増え続けて行くだろう!
そして想い起せば、母・千恵子の倒れたあの日が、ターニングポイントだったのかも知れない。
あの日を境に動き出した未来。
今・その証が周囲を囲む。幸せな形として・・・

司を交えた結婚式。
懐かしい顔に迎えられ、涙・笑顔で幕を閉じた。
類の両親・つくしの両親・弟
司・あきら・総二郎・優紀・滋・桜子
心を通わす仲間が集まった。
幾つもの山を越え、繰り返す波に耐え、辿り着いた場所。
共に手にしたフラッグをずっと支え合おうと誓い合う。何時か支える力が増える未来に胸をときめかせながら!

誰の未来も希望に満ちて・・・溢れる煌めきに満ちている。
どうぞ見失う事の無い様に!
心を研ぎ澄まして居て欲しい!
だって・・・それは
公平に
誰の元にも届く筈
只・・違うのは
気が付くか・・・付かないか
たった、それだけの事!
どうぞ・・・お願い
大切な・・事も・人も
見失う事の無い様に!
心を研ぎ澄まして居て欲しい!


そして今・・・指で光を放つエンゲージリング。
愛しい声を聞く度揺れるストラップ。
もうひとつの宝物。左指に煌めくエタニティーリング。
愛しい人のしなやかな指にも煌めく光を放ち、その名が記す未来を誓った。




坂を見上げる
愛らしい顔で 思い切り手を振る妻が居る
つばの大きな麦わら帽子
少し大きめにも 思える様な 真っ白なAラインのコットンワンピース
爽やかな風に 裾をヒラヒラさせながら
手には 買ったばかりのライトブルーのストローバスケット

俺は
眩しい陽射しを 遮る様に
右手を額に 当てながら
ゆっくり キミに近づいて行く!
眩しいのは
陽射しよりも
俺にとっては 妻になった
キミのせいだ と呟きながら・・・・・



牧野つくしの就職先「マミーハート」
その会社は8年前、こんな物があれば!ここは、こうだったら!との・・・着眼点から興した。
当初、現社長・田所綾が、たった独りで買い付けから、卸して貰える業者を探しての行く先不安な創業だった。しかし、雑貨の愛好者の増加と、ブームの波に乗れた事から急成長を果たした。
僅か8年の今、従業員50名の小規模ながら会社組織になったと概要に記されていた。
今では小売と卸、更に兼ねての望みの開発に乗り出し始めた。
まだまだ成長の傾向にあるここで、憧れる人の元で好きな雑貨を相手に自分の将来を掛けたいと心の底から望んで就職した。
ずっと先になるだろうが、願わくば自分も小さいながらショップを開く事が出来たら良いと淡い望みを胸に秘めながら。
入社半年で牧野から「花沢つくし」になった。つくしの相手が大企業の御曹司と知った後も、職場の仲間は気負う事無く・嫉妬する者無く、極・自然に関わってくれた。
類も本社で専務の肩書の元、次期後継者の地盤を築き始めている。
入社時・専務からと云う周囲の勧めに首を振り、敢えて課長の地位から初めて来た子息。実力で1年半と云う短期間で今の座に就いた。
つくしと共に前進する事の意義。
牧野つくしに出逢わなかったら、極当たり前に後継者としてのレールに乗り、上の立場でしか物を・人を見ないで過ごしていただろう!例え課長からの出発だとしても、つくしを知ってから受ける感情は余りに違う。人として通い合い・慈しみ合い・励まし合う事で生み出す力。それをつくしが教えてくれた。
愛する事は人を変え、進むべき未来も変えて行く。

あの日つくしが見た「ショーウィンドウのディスプレイ」の様に
類とつくしは船に乗り・・・遥かな旅に船出した。
でも心配する事は無い!
あの日手に入れた・・・船を漕ぐのに必要な「ストラップの櫂」を持ち、2人が離れる事の無い様に『おまじない」も唱えて有る。
今は只、手を取り合って信じるままに進んで行くだけ!
何が先に有ろうとも、2人で居れば耐えられる。
良い事ばかりでは無いかもしれない。でも、悪い事ばかりは続かない・・・そう考えられる。
最初は覚束無い足取りも、2人で確かめ合えばきっと未来に喜びが有る。
溢れる感情から、静かな想いに変わっても、唯一無二に変わりは無いだろう。

それを信じ・・・・・
未来に向かって・・・
今  ふたり 歩き出す。

Fin
                             
未来12345(完)

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