STARLIGHT

好きな作品を流れのままに綴ります。 二次・オリジナルのお話です。よろしくお願いします。まずは【はじめに】からお入り下さい。

Love 29 すれ違う心

29【すれ違う心】

会社の帰り道、今日の事を振り返るつくし。
そこで、思い付いたのは自分の立場。まさかとは思うが、類の所に道明寺司が口走った言葉が届く事はないだろうか?気にする事はないだろうか?話しておくべきだろうか?
そんな様々な想いが浮かぶ。
結論!
「うちの社内の事だもの。花沢先輩の所に知れる筈はない。自分から火種は撒かない方が良いよね!」
自問自答して決めた。

自宅に着いたつくしの携帯が鳴る。
「今どこ?」
「家・・・ですよ。」
「フゥ~ン。
じゃあ・・・今直ぐ行っても居るんだね?」
「う・うん。勿論。
でも・・・何か変な言い方してません?」
「そう?
普通だけど。」
とても普通とは思えない言い方に、納得など出来る筈はないが、ここは我慢と言い聞かせた。

「何なら待ち合わせしましょうか?」
「待ち合わせ?迎えに行ったら不味い?」
「い・いいえ。
家に居ますから問題ないですけど・・・何だか機嫌悪い感じ・・・だから。」
返事の仕様に「カチン!!」と成り、等々核心に触れてしまった。
「そう聞こえるんだ?」
「ええ。
スッゴク!!
だから・・・そんな機嫌なら今日は会うの止めましょう!」

昼間の張り詰めた想いも重なり、苛立ち紛れに心にもない事を口走っていた。

「そう?
つくしがそう望むなら、迎えに行くのを止めにする。
それで良いんだね?」
「言いも悪いも、花沢先輩がそう言わせるんじゃないですか?」
「先輩?」
「アッ!
る・・い・が!」
「その呼び方で誰かと話しでもした?」
「エッ?」
「もう良い。
じゃあ。お休み。」
「アッ・・・あのぉ~・・・」

すこぶるぎくしゃくした形の電話の切り方。気まずさMAX状態。
何だかこの状況では、つくしからは電話が掛け難い気がしてならない。話し方一つで言い訳になる。
「もう・・・今日の遣り取りを知っているって事?
有り得ないよね。
今日だよ!
しかも社内!
あたしと花沢先輩の事も誰も知らないのに?」

携帯を見つめて、瞬きしきりで声を上擦らせていたつくし。会える嬉しさと昼間の事情から複雑に想えたデートの約束。
ホッとする想いと寂しさが入り混じる。愛しい恋人の顔が眼に浮かんだ。
「ヤッパリ・・・会いたかった。
でも・・・あんな言い方しなくても良いのに。」
畳にしゃがみ込み切なげに呟いた。


「何で、言わないの?
司に自分の彼女だって公表された事。
俺の耳に入らないとでも思ったんだろうけど、つくしの会社と無縁じゃないんだよ。
俺が行かなくても、そこには部下が行く。
まして、司は俺の親友。しかも企業が企業なだけに話しは直ぐに至る所に飛ぶんだ。
聞かなくても、俺に道明寺子息の恋人が存在して、どんな相手か耳に入る。

つくし!
俺が機嫌の悪い訳。
あんたから、あんたの口から先に聞きたかった。俺がするより先に電話で良いから有りのままを話して欲しかったんだ。
それが何故解らない?
俺の想いの方が強過ぎるからなんだね。
待ってみるよ。あんたから連絡をくれるのを。
スゴク辛いと想うけど。」

類もまた、携帯に呟いていた。



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この記事のコメント

お久しぶりです。ラブラブモードが、司君の出現&行動で波乱の様子・・・これからの展開がドキドキします。
2010-10-19 Tue 07:35 | URL | こぎっち #-[ 内容変更] | top↑
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