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ロード 24歩 動揺

2010-10-05 Tue 00:00

【24歩 動揺 】

産休に入ったつくしの元に総二郎が姿を見せた。
「どうしたの?」
「もう、仕事には行って居ないんだな?」
「う・うん。このお腹じゃぁ出て居たくても足手まといになるだけだもの。予定通り休みに入って用意してる所。
でも、何で?」
「詳しい話しは車の中で!準備は終わったか?」
「うん。取り敢えず済んだみたい。ホラこうして!」
用意し終えたベビー用品と、自分が入院する時に持参する指定された用意一式を『これです』とばかりに手を広げ見せると、総二郎は真剣な面持ちでつくしに声を掛ける。
「じゃあ、それを預かる。来い!牧野」
「エッ!ど・何処へ?」
「後で話すと言っただろ!」

待たせていた西門の運転手付きの車に乗り込み、運転手をせかされる様に先を急ぐ総二郎。
「何?教えて?」
「これから東郷病院へ行く!」
「それって・・・うちの病院じゃない!」
「ああ。」
「そこに・・・どうして?」
「落ち着いて聞くんだ!良いな?」
「う・・うん。・・・・・で・・・なんなの?」
「類が入院してる。」
「花沢類が!!!な・・なん・・・で?・・・・」
「詳しい事は、俺もこれから聞くんだが!つい最近、フランスから極秘で帰国し、直行で入院したらしい。」
「何で・・・何で・・・あたしに連絡くれない訳?・・・・・出来ない事情が有るって事?」
「ああ。その様だ!意識が戻り切れていないらしい。」
「事故が合った事さえ報道がされなかったのはどうして?」
「後継者の1人息子が瀕死の事故に有ったと流されて見ろ、会社に何が起こるか?花沢が全力で阻止したらしい。」
「そうだったんだ・・・・・・だから・・・何にも連絡が無かったんだね・・・・・類・・・・・」
聴き終えたつくしは、放心状態のまま泣く事も出来ず、空を見つめていた。

病院に到着すると、あきらが指定した裏口に車を付けた。車を降りた2人は事前に連絡済みの為、難なく関係者専用のエレベーターから病室に向かった。
その病棟は、つくしの仕事場所とは正反対に位置した【脳神経外科病棟】
その病棟に特特室と言われる部屋が存在し、かつて政財界の極秘入院を要する場合に解放されて来たプライベートが確立できる部屋。
そこに2人は向かっていた。
「で・・・でも・・入って良いの?」
「大丈夫!あきらが居るし、ここに来れた救世主も来てる筈だから。」
「うん。・・・・・でも・・怖い!」
その時、思い掛けない事態が起こる!余りの衝撃に影響を受けた為か?つくしが苦痛の顔を見せたかと想ったら、しゃがみ込み呼吸が速くなっていた。
「おい・・牧野!どうした?」
「にしかどさん・・・・・だれかよん・・で!破水・・・・・し始めたみたい・・・・・ここで・・・うごけそうに・・ない・・」
そう言ったまま、床に倒れ込んで行った。
「誰か~・・・誰か急患です!!     だれか・・・・・」
総二郎が懸命に人を探す声と、聞き付けた者達が駆け付ける声を聞きながら、激しい痛みに耐えるのが精一杯の状況だった。
『あかちゃん!!ママの子でしょ!頑張るのよ!!小さくても良いから・・・・・無事に・・・無事に顔をみせて!』
必死に願いながら!

初産にも拘らず、破水後陣痛が5分と言う短いモノで、驚くばかりに速い展開の出産に至った。
それから数時間後、無事出産を終え疲労困憊で眠っていたつくし。
聞き覚えのある声に誘われ、ゆっくり瞼を開けた。見えたのは白い天井。そして両脇から覗き込む不安そうな顔に行き着いた。
「ママ?パパ?」
「おめでとう!これで、つくしもママね!」
「「「「おめでとう!」」」」
見渡せば、そこにはそれまで一緒に居た西門総二郎。そして、美作あきら・松岡優紀。
そして、道明寺司が顔を揃えていた。
「みんな?アッ!・・・・・赤ちゃん?確か声を聞いたし、、女の子とも言われたんだけど!どうしてる?」
「ええ。そうよ!かわいい女の子。少し小さいけど、問題無いそうよ。」
「よかった!」
「・・・・・アッ・・・類は?・・・花沢類は?」
「大丈夫だ!悪くはなっていないから。だからこうして、俺らもここにいられる。そうだろ?」
あきらが、声を掛けた。
「う・・うん。西門さん・・・ありがとう!」
「それにみんな!アッ・・・・・道明寺?」
「オウ!良かったな。可愛い子だ。悔しい位。」
「道明寺。・・・・・ありがとう。」
「お祝いするから、何が良いか考えておけよ!」
「いいよ。貰えない。」
「そう言うな。何が何でもさせて貰うからな!」
「バ~カ!」
「おい!牧野・・・・・」
「それ位にしておけよ!牧野、からかうな!司がいなけりゃ、類がどうなっていた事か?」
「類を牧野に戻す為に、どれ程尽力したか!」
「そ・・・そう・・だったんだ!・・・ありがとう。道明寺!」
「ああ。でも、まさか子供がいるとは知らなかった。あきらも総二郎も、俺に黙っていやがった。」
「怒らないで!あたしを想っての事だから。」
「ああ。解ってる。」
「あのぉ~・・済みませんが、出産したばかりで、つくしが疲れますので、この位にして頂けますか?」
優紀がつくしの身体を察して、みんなに声を掛けた。
「そうだよな!じゃあ、牧野また来る。」
「うん。ありがとう。」
「「「オウ!」」」
「お父さん・お母さん、おめでとうございます。」
「ありがとうございました。」
「優紀ちゃん、お先に!」
「はい。」
3人は部屋を後にした。

「優紀!来てくれて、ありがとう。」
「うん。親友だもの。つくしのママから連絡を受けて飛んで来ちゃった。」
「そう言えば、パパ・ママ、良く来れたね?」
「西門さんから、連絡を貰って外に出たら、タクシーが待機していてね!それに乗ったら、ここに着いてたのよ。あれよあれよと言う感じだった!
タクシーの中で、優紀ちゃんに連絡を入れたのよ!一番の親友だもの。」
「ママ、ありがとう。優紀がいてくれて嬉しかった。」
「つくし!」

その後、つくしは再び眠りに着いた。まだ、愛する我が子に会えないまま。

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