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Love 21 類の居る場所

2010-09-28 Tue 00:30

【類のいる場所】

類はつくしを帰すつもりのない事を言った。
「オーストラリアから、ずっと会えずにいたんだ。悪いけど、今夜は帰せない。」
タクシーの中で、手を握り締めたまま言う。

「で・でも・・・・・」
「家の人がいるなら、俺からキチンと話すから。」
1人暮らしだと言う事は、まだ言わない方が良い。でも、電話をするという類に戸惑い、承諾してしまった。
「だ・大丈夫です。今夜は・・・家族は祖父の家に泊まりに行っていますから・・・」

苦し紛れの嘘。それでも、その場は誤魔化す事が出来た。ただし・・・それで、類と共に一夜を過ごす事も、紛れもない現実になる。
一度きりの肌の触れ合い。
後にも先にも、つくしに取ってそれきりの経験。半年も過ぎれば、元のバージンも同じ事。
身も心も、その時の事など忘れてしまっている。
なにせ、ドキドキの夢の世界の事の様に想えるのだから!

良い香りと温かな肌の温もり。
そんな記憶がリフレインする。

「ど・どこへ?」
「俺のマンション。」
「ヘッ?」
つくしは驚いた。確か花沢豪邸が都内に君臨している筈。そこの1人息子がマンション?何故だろうかと疑問が走る。
「ホテルにでも行くと思った?」
「は・・はい・・・・まあ・・」
類は、俯くつくしを覗き込む様にイタズラっぽく話す。
「何故だと想う?」
「エッ?さ・さあ?」
類の顔をまともに見られず、視線を逸らして答える。
「つくしと再会した時の為!そう言ったら・・・どうする?」
「エエ~・・・・??」
その言葉に上を見て類と眼が合った。
「漸く眼を見て話せる。」
「ど・どう言う事ですか?」
「自分の時間が自由になる様に。つくしとの大事な時間が作れる様にだよ。」
「だって・・・付き合ってもいないし、第一今日会ったばかりじゃないですか?」
「だったら・・・俺がアドレス知っていたのは不思議じゃない?」
「アッ!・・・・ええ。どうして知っているんですか?

あたし・・・言わずに帰国した筈なのに?」
「同期の恋人に聞いたんだ。」
「アッ!!裕子さん?」
「ああ。」
つくしは迂闊だったと思い知る。自分が言わなくても、それがあったのだと!

「驚いたみたいだね!」
「あの2人、今どうしてると想う?」
「遠恋じゃないんですか?」
「うん。ただし、もう直ぐそれも終止符を打つ。来年結婚する事を決めたそうだ。」
「うわぁあ~・・・良かったぁ~」
「君のお陰だと感謝してるよ。」
「ううん。あたしは何も。」
「あの2人が会いたいと願ったお陰で俺達も再会出来た。なんだか・・・不思議だね。」
「はい。本当に。」

話しをするうちに、タクシーは類のマンションに到着していた。

銀座から程近い、都内でも一等地と言える場所にそびえる新築マンション。いや・・・億ション!
セキュリティーは言うまでもない。
タクシーや自家用車で外部の視界を避けて入る事も可能な作り。

類はつくしの手を引き、エントランスに承認して入るとエレベーターで我が家に向かった。
つくしは、張り裂けそうなほど胸がドキドキしている。繋がれた手にも汗が滲んでいるにに違いない。
気にはしていなかったが、息も荒くなっていたらしい。

「そんなに緊張する?」
バレバレの事実に、つくしは小さく頷いた。
類は笑顔で、ドアを開け放ちつくしに言う。

「君の為の部屋にようこそ!」


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