STARLIGHT

好きな作品を流れのままに綴ります。 二次・オリジナルのお話です。よろしくお願いします。まずは【はじめに】からお入り下さい。

ロード 19歩 存在の大きさ

【19歩 存在の大きさ】

類が祥一郎と、今日会うと連絡があった。
数日前、つくしの言葉から祥一郎の思惑を知り、ほっておく訳には行かない類は
「向き合って話してみる」『西門先輩』と類が会う。つくしにして見れば、祥一郎がそれ程自分に興味を示しているかは疑問があった。家が近いのだから、その気が有ればもっと接近してくる筈。それも全く見られない祥一郎を、気にする必要はない気がしているつくしだった。
「ただ、少し珍しいだけだよ!心配要らないのに。何をどう話すんだろう?」

その日の夜、祥一郎のマンションで2人は会っていた。
「率直に言います。つくしに近付かないで欲しいんです。」
「近付かないでと言われても、この通り直ぐ近くだから無理でしょう。」
「そういう意味では有りません。」
「好んで近付かないで欲しいと、そうお願いしているんです。」
「類とつくしさんは結婚してるの?」
「してません。でも・・・・・」
「でも?もうただの関係じゃないからって・・・言いたい?」
「ええ。」
「以前とは違って、気迫が有るね!名前で呼び合う2人になれたって事。」
「そうです。もう、邪魔は出来ません。」
「ショックじゃないと言えば嘘になるけど、類とつくしさんは婚約も結婚もしてる訳じゃないよね?」
「・・・・・まあ。・・・でも・・・」
「だったら、お互い独身同士の恋愛関係のみでしか無いじゃない。誰が横から攫っても、自由だし勝手何じゃないの?今の時代、不倫だって有るんだし。」
「祥一郎さん!いい加減にして下さい。つくしは俺と将来を誓っているんです。困らせる様な真似や面白付くで近付く事はしないで頂けますか?」
「困らせる様な真似や面白付く?それは心外。類の好きな人が「つくしさん」だと知る前から好意を持った。偶々それが不運にも自分の関わりある類だっただけの事。ハッキリ言えば、類だからこそ、これ程抑えているんだ。そう、牙をむくなら僕も手を緩めないけど構わない?」
「あなたは、別の自分に合った女性を色取り取りの中から選べば良いじゃないですか?つくしにしなくても!」
「類、聞くが?何故お前は彼女を選んだ?」
「あなたに言う必要は有りません。」
「言えないのか?情けない奴。僕は・・・・・・    」
「言えます。言えますよ幾らでも!
つくしから、数え切れない程の知らない世界や感情を教えて貰ったからです。全てが新鮮で、笑われるかも知れないけれど、空がどれ程青く綺麗か!1杯の水がどんなに旨いか!そして、心はこれ程熱くなるモノだっていう事を。」
「フフフッ。そうなんだよな!あの子みたいな子を見た事無かったから、新鮮で気になってまた話したくなる。今迄の身近な女は、見た目や家って言うステータスで寄って来る。でも、つくしさんはその逆。サークルの飲み会で、遅れた僕が座った席の隣に居たのがつくしさん。座った後も媚びる事の無い彼女が気になった。その後である日、雨の中ずぶ濡れの彼女を見たら、身体が勝手に傘を渡しに車から飛び出してたよ。
これでも、面白付くって想うか?」
「・・・・・いいえ。済みません。言い過ぎました。」
「いや。解ってくれれば良い。つくしさんにも失礼な気がするから。」
「それでも、もう俺達は離れませんから。何があっても。」
「そうかな?親は?納得するだろうか?司の様にはならないと言い切れるかな?」
「はい。」
「随分、自信ありだね。」
「もしもの時は、家を捨てても良いと思ってますから!それ位の気持ちだと覚えておいて下さい。だから、絶対に手放さないんだと。」
「類、お前変わったな!想った以上に男だな。これじゃあ、総二郎も手も足も出無いな。」
「総二郎・・・・・」
「気付いているだろ?総もつくしさんを意識し始めてる事。」
「ええ。」
「前に言ったかな?セレブキラーだよな。」
「ええ。今までにも、代議士の息子もそうでしたから。」
「そうか。・・・・・解ったよ類。負けた。家を捨てる覚悟まで有るお前には勝てないよ。ただ、先輩として、アドバイスとかはさせてくれないか?これから大学の内容が、大変になるから。」
「でも・・・・・」
「心配しなくて良いよ。本当にF4の関係者として、高校の先輩として見るから。」
「はい。ありがとうございます。信じます。」
「ああ。」
「そうと決まれば、ワインでも飲もうか?喉が渇いたよ。」
「ええ。頂きます。」
「丁度、旨いチーズを買って来たばかりだよ。」
「お手伝いします。」
「ああ。宜しく!」
この晩ワインを2本明け、深夜まで幼い頃の話しや、つくしとF4の関わりを話した。祥一郎も今の学部を専攻した訳を語り出し、何時しかわだかまりは薄らいで行った。


つくしの今は、大学での講義を出来るだけ取り、バイトへも相変わらず行っている。家に帰れば、講義の予習復習は欠かさずする毎日。
類と会わない日は、食費と光熱費を浮かせる為に、早朝に2食分の弁当を作り1つを冷蔵庫に保存していた。
この先でバイトが出来ない状況になっても、問題無い様に生活を切り詰めていた。勿論奨学金は得てはいるが親のお陰で、どれ程蓄えが大切かを知り尽くしている為だ。
それに、もうひとつ理由が有る。類との付き合いの上から、自分磨きも始めたせい。自分がと言うよりも、類に恥ずかしい想いをさせたくは無い気持ちから。
類によって、外も内面も磨かれたつくし。安物ばかりとは言いながら、女性らしい服装に髪型。それに化粧を施せば見違える様になる。以前の何も構わない支度の女子大生とは、全く異なるのは当たり前。輝きだす学生生活。
やっと幸せな日常を過ごしていた。この所、何も変わり無い日々の喜びを噛み締めながら。


類と祥一郎が会った翌日、類から連絡があった。
「祥一郎さんは解ってくれたよ。つくしとは先輩後輩の気持ちでいるって。」
「うん。そうだろうって想ってたよ。類は買被り過ぎてるんだよ。安心して!類が想ってくれる程、あたしモテないから!」
「クスッ、そうだね、そう言う事にしておくよ。それから、試験の時期だし、少し勉強に集中したいだろうから、行くのを我慢するよ。しっかり勉強して!」
「うん。ありがとう。少し寂しいけど、あたしも我慢する。でも、類も同じ時期じゃないの?」
「俺は大丈夫。」
「うわぁ~、それって、頭が良いからって言いたい?」
「うん。まあね。」
「ハイハイ。でも、ホントだから何も言えない。」
「いや、俺も勉強するよ。だから、終わったら会おう!」
「うん。」
「つくしから切って。」
「ううん。一緒に切ろうよ。」
「ああ。それじゃあ、1・2・3の3を言い終えたら切って!」
「うん。」
「「1・2・3」」
「ツーツーツー・・・」
「お休み、つくし。」


また一歩、2人は同じ光に向かえた。、ひとつの道を目指して・・・・・


 ロード 
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