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好きな作品を流れのままに綴ります。 二次・オリジナルのお話です。よろしくお願いします。まずは【はじめに】からお入り下さい。

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Love 18 異変

2010-09-24 Fri 00:47

【異変】

瞼を閉じ携帯を両手で握りしめているつくし。

何も見えない中で、周囲の声で何が起こっているのか微かに解る。それで解ったのは、恐らく携帯をプッシュしているのだろうと言う事だった。
《出鱈目を押してるに違いない。》

その時だった。偶然かマグレ当たりか?つくしの携帯が鳴った。
「エッ!!」
驚くつくし。唖然として出られない。
すると
「照れずにでなよ!」
笑みを浮かべて言う花沢類。

「は・はい。」
恐る恐る出て、返答をした。
「はい。牧野です。」
「次は、照れないで!」
「・・・・・」

つくしの心の中に「????????」が飛び交う。
マグレなど有る筈はない。知らなければ、あの自信はなかっただろうと、今になって気付いたつくし。
でも何故?

「司!これで納得した?」
「ああ。」

その返事を機に、静まり返った部屋が一気に盛り上がった。
「類!やるなあお前。見なおしたぜ。」
「そんな純な男とは知らなかった!好きになったよ類。」
そんな言葉が類に掛けられた。

それと同時に、つくしの周囲に2人の見目麗しき男性が両脇に現れた。それは、美作あきらと西門総二郎。
つくしが、第2第3と避けていた2人。

「君が類の彼女?」
「フゥ~ン?
静かとは随分違うんだ!まだ、開発途中?磨きがいがありそうだね。」
舐めまわす様につくしを見る西門につくしが一歩身を引いた。
「総!驚いてるだろ。   
気にしないでくれる!こいつ、男じゃ無くて、盛りのついたオスだから!」
「あきら!俺だけ?お前もだろ。何人もの女と付き合う癖に。」
「いい加減にして貰えるかな!驚いてるじゃない。」
「「ああ。」」

それを唖然とするしかないつくしに、天野が耳打ちした。
「俺は、元の席に居るから何かあれば、こっちにおいで。じゃあ。」
「はい。」

F4に気を使い席に戻って行った。気が付けば、周囲は何もなかった様にそれぞれの世界に戻っていた。
ただし、数人の女性の視線とつくしが合ったその時、言い様のない無言の罵声と突き刺す様に想えた視線が身を震わせた。
「お目当てだったのかな?」

「ん?何か言った?」
類がつくしに聞く。
「アッ!い・いいえ。・・・あ・あの・・・それより、どうして・・」
聞こうとしたつくしの唇に類の指が触れる。
「ヒャ~・・・」

席に行き掛けていた2人が振り返る。
「いちゃつくのは、もう少し待てよ!」
美作が言う。
「ああ。そうするよ。」
信じられない行動の数々を類にされ、つくしはドキドキが膨らみ過ぎて、あと少しで爆発するんじゃないだろうかと左胸を両手で押さえた。
深呼吸ひとつして3人の後に続く。

美作・西門が道明寺の居るソファーに座った。良く良く見れば、それまで居た2人の先輩は他に移って、そこにはもう居ない。
続いて類が道明寺の隣に座った。
「ここに座って!」
類が自分の隣に座らせた。

《天変地異が起こったんだ!これは、きっと夢に決まってる。》
つくしは、繰り返し心で叫んでた。

「お前!大学でも見掛けなかった気がするが?」
「ああ。つくしは、T大なんだ。優秀だろ?」
「ん?」
道明寺が類を見る。
「オッ!流石・・類の彼女。才女だな。」
「なんで、ワザワザ他の大学に行った?英徳もそれ程レベルが低い訳でもないのに。」
「それは、彼女の知識レベルを」
「煩い!俺はこいつに聞いてるんだ。」
類がキッとした眼で親友を見て、それでも言う通りに黙った。

つくしは、生唾をゴクリと飲み込み、真っ直ぐに道明寺の顔を見て言葉を返す。
「お・お金がなくて、英徳は断念しました。T大は国立ですから、学費が安いです。それで、行きました。」
「クスッ。
類の、いや・・・花沢物産の子息の彼女が、金がなくて英徳すら進学できなかった?
T大は、確かに凄いが根拠が問題だ。
俺らF4の仲間の女が、そんなレベルじゃ・・・話しにならない。

なあ類?
この女のどこに気が向いたんだ?
さっぱり解んねえ。
痩せ過ぎて色気もねえし、どんぐりマナコとは良く言ったもんだが、このデカ過ぎる眼で、類はたぶらかされたのか?」
つくしはテーブルの下で、拳を作りワナワナ震えが止まらなかった。

「類!この女と、もうやったのか?
でも、そうだよな。オーストラリアまで行ったんだったら、済ませてるか?」
「司!!いい加減にしろよ。でないと・・・」
類もつくし同様、司の暴言に怒り心頭でキレかかっているのが手に取る様に解った。
「何だ類!でないと・・・何だ?
そいつとの夜が忘れられなくて、まだ引きずってるとでも言いたいか?」

その言葉に、つくしの中で何かがプツンと切れる音がした。
そして、類を挟んだそこ目掛けて、目の前のグラスに注がれたばかりの赤ワインが降り掛かった。

「ウッ!!な・なんだテメエ!!」
「つくし?」

スッと立ち上がると、道明寺に向かい言い放つ。
「あんた!!
前々からイケスカない男だとは想ってたけど、正にその疑念はすっかり正真正銘だったと認識出来たよ!
自分の親友に何て失礼なんだ!

それに、ろくにあたしを知りもしないで、何言い放題に言ってんの?
ハァ~
ヤッタかヤラないか知りたい?
ええ。やりました!
それで気が済んだ?
でもね、それを引きずるとか何とかって、大きなお世話!あんたには何にも迷惑掛けてない。 
あたしは、花沢先輩が好き。愛してます。
でも、住む世界が違う位、百も承知!
あんたに言われたからじゃない。あたしが決めた事だから。誤解しないで!

愛してるから、先輩とはもう会いません。
御曹司と貧乏人。
解ってるわよ。
でも、あんた!本気で惚れた事がないから、そんな事を言うんだね?哀れな男だ。
すっとこどっこい!一昨日(おととい)きやがれ!!
ハアハアハアハアハアハア・・・・・・・」

類も含め4人が、つくしを凝視した。
次の瞬間、つくしは素早い行動でドアまで駆けて行った。類は一瞬何を言われたのか解読し
「もう会わない?」
それに気付き、つくしを追いかけて行った。

再び事件が起こったその席。
周囲は、道明寺の赤ワインで頭からジャケットやワイシャツまで染めた状況を垣間見て、直ぐ様それを把握した。そこで、敢えて触れることなく関わりを避けた。

残された赤ワインまみれの道明寺と、もう2人の御曹司が度肝を抜かれ呆然としていた。

その中で、真っ先に事の流れを掴んだ美作が親友に声を掛ける。
《この男、荒れれば何を企むか知れないところがある。そうならない様にフォロー入れておかないと!》
それが、一番に浮かんだ。

「司!お前が言い過ぎだ。今回の事は、大目に見てやれよな。なっ・・・司!」
すると
「あの女、今好き放題に啖呵切りやがった。この俺に!
ワインまでぶっかけてまで。
しかも、俺様が本気で惚れた事がないとぬかしやがったな!」

「ああ。でもそれは・・・」
「ああ。
どいつもこいつも、媚びを売る女ばかりで、真っ向勝負しようなんて俺に挑んで来る女がいなかったからだ。」
「そんな挑むとかじゃねえだろ?女と男は?」
「うるせえ!
俺に向かって、すっとこどっこいだと?一昨日きやがれだと?
おもしれぇじゃねえか?
類にはもう会わないって、あの女言ってたよな?」
「類が彼女とそれ位で別れる筈ねえだろ?
司!お前、何が言いたい?」

「あの女!気に入った。
類と別れるなら、俺の女にする。」
「「ハアァ~・・・????」」

美作と西門が、司を瞬きが止まらなくなる程に見つめた。

そして、その頃類はつくしを追い掛けていた・・・・・


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コメント

★ Re: NoTitle

t*t*様
書き手冥利ですね。

2010-10-12 Tue 10:38 URL | ルナミミ #-[ 内容変更]
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