STARLIGHT

好きな作品を流れのままに綴ります。 二次・オリジナルのお話です。よろしくお願いします。まずは【はじめに】からお入り下さい。

Love 16 ヒョウタンからコマ 

【ヒョウタンからコマ】

つくしは驚きと嬉しさを感じている。しかし、同時に戸惑いも絡んだ不思議な心境。
なぜならドアの向こうには、会えないと思っていた忘れ得ぬ人がいる。
けれど、戸惑いはその連れ達。
自分とは全く住む世界が違う。恐らく話す事はないだろうが、高校時代に避けて通り過ぎたお陰で無事に過ごした事を想い出す。
今はもう学生ではないにしろ、なぜか背筋を嫌な汗が流れる気がした。

ただ少し安心なのは、この場で彼らと幾ら同じ空間とは言え、メンバーはざっと4人を含めて30人はいる。
関わる事など無いだろうと思うからだった。何しろ、面識のない相手より話したい相手は幾らでもいるだろうから!
牧野つくしと言う1年後輩の自分は、その中において同じ高校に居たと言うだけの関係。
それを心に言い聞かせ、もう学生では無いんだし「心配ない!」と暗示を掛ける。

その中の1人花沢類。その人だけには会えた感情が溢れ出す。
驚きの中「嬉しい!」と思う気持ちが胸をキュンとさせた。

「ヨシ!行こう。
そして、天野先輩に話したら帰ろう。うん。それが良い。

アッ!

でも・・・少しでも花沢先輩と話がしたかったな。
ううん。ダメダメ。
そう忘れるんだ!

きっと、トラベルドリームとして過ぎた事と思ってるに違いないだろうから。
だから、それで良い。
高望みは、結末が悲劇になるに決まってる。

うん。頑張れあたし!」
意を決し、つくしは中に踏み込んだ。

中はさっき以上に賑やかだ。それは、アルコールの効果だろう!
テーブルを囲み、カップルや同士が出来、それぞれのテンションが高い。
その中の女性は、つくしを含めて5人。

つくしから見たその女性達は、英徳の卒業生と頷けるファッション。
けれど、アルコールは4人とも飲んではいないのか?乱れた所は見えない。笑顔だけを絶やさずその場にいた。
それは見ようによってはハンティングに来たのか?と想わないではない行動がチラホラ伺える。

何しろそこは、サラブレッドのオンパレード。
チラリと見えたテーブル下のメモ渡し。
「そんな事より、飲んで楽しめばいいのに?」
お角違いな思いで見つめた。

つくしが中に入ると、天野が飛んで来た。
「来た来た!早くこっちにおいで。」
「エッ!」
手を掴まれ、ご機嫌の天野に引かれて向かっている場所。それは、今迄の席とは反対の場所。

「イ・イイです!向こうに・・・・・」
何とそこは、F4のメンバーのうち2人がいる場所。他とはどこか異質なテーブル。女性はなぜか誰もいない。
F4の中の2人は、別の女性がいるテーブルで盛り上がっている。

紛れもなく今・・・つくしの宛がわれようとしているのは、静まり返った目の前のテーブル。
幸か不幸かその1人は、会いたい様な諦めたい様な想いの花沢類先輩。
そして、もう1人は絶対避けたいと想う道明寺先輩。
あと2人いる先輩だが、何れも顔さえ覚えてはいない。無論の事で名前など知るよしもない。

連れて行かれる最中、必死で抵抗しその手前で脚を止めた。

「な・何で、あたしがあそこに?」
天野に尋ねると、あっさりと言った。
「あのテーブルには女子が居ないからさ・・・頼むよ。」
「だったら、同級生の綺麗な先輩がいるじゃ無いですか?」
「話しがしたくて行ったけど、顔も覚えてないって、ひと言も話をして貰えなかったって席を外した所なんだ。」
「だったら、あたしも同じです。」
「ううん。だって、類と知り合いみたいじゃない?」
「知り合いって程では・・・・・」
「まあ、だめなら前の席に来なよ。でも、少しだけ居てみてよ!」
「あたし、それよりお話しが!」
「うん。解った。その後でゆっくり聞くから。まずは頼むよ!」
「エッ!でも・・・・・」

天野はつくしの後ろに回り、背中を押した。
すると
「お前!類の知り合いか?」
何と眼光鋭い先輩が、つくしを真っ直ぐに見ながら声を掛けた。
「は・はい・・・あの・・・・・」

「ああ。俺の彼女だから!」

「エッ!エ・エエェ~・・・・・」
つくしが、誰より一番驚いて、部屋中に轟く声で想いを露わにした!


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