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好きな作品を流れのままに綴ります。 二次・オリジナルのお話です。よろしくお願いします。まずは【はじめに】からお入り下さい。

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未来  No.1

2010-11-01 Mon 00:00

出会いは、突然に
キッカケは、想いもしない内に

気が付くと、無くてはならない・・・・・存在に!
緩やかに・穏やかに・・・そして、たおやかに

想いは・・・いま・・・あなたに向けて

【No.1  出会い】

去年の春、つくしは大学を卒業した。
就職先は、女性の社長が主婦の目線で創めた輸入雑貨を扱う会社。

つくしは学生の頃から、かわいい国内外の輸入品も扱う雑貨屋に、バイトの給料が入ると好んで足を運んだ。
友達のプレゼントを選ぶ時も、高額な物は買えないが、そこには手作りの味わい深い小物も、所狭しと飾られ行く度に心が躍るのを感じる店だった。
「いつか、こんな店が自分で開けたらなぁ!」
そんな憧れを抱きながら

1昨年のそんなある日、将来を決める出会いをした。
類の誕生日のプレゼントを買う為に訪れた・・・この店。
ショウウインドウにディスプレイされたスワロフスキーのストラップに心が震え、想わず見惚れ立ち尽くした・・・・・
あの日だった。
いつも可愛いフレンチ雑貨のベアやホワイトカラーのキッチン雑貨で飾られていたショウケース。
でも、その日は違った。
スカイブルーのサテン生地が波を表現する様に敷かれ、所々緩やかにアーチを描き船に見立てるようにワイングラスが置かれていた。
グラスの中に少しだけ入れられたワインカラーのフェイクガラス。
そして、櫂を漕ぐ様にグラスから垂れる2本のストラップ。
サテン地の上に所々に点在する透明なフェイクガラスが、波の煌めきを表している。
アート・・・だと・・・そう想った。

リンリンッ
ドアチャイムが鳴ったのにも気づかずに見つめるつくしに
「気に入って下さったのかな?」
綺麗で品の良い30代位の女の人が、つくしを覗き込んで、話し掛けて来た。
「・・・エッ?・・・」
あたし?キョロキョロ見渡し自分しか居ないと気づき
「・・アッ!すみません。」
迷惑だったのかと思い込み、想わず詫びると
「ううん!その反対!」
「エッ?」
キョトンと大きい瞳を更に大きくし、相手を見つめ
「見ていても・・・わるくは・・なかったと言う事・・でしょうか?」
「ええ。勿論!むしろ嬉しくて。」
「良かったぁー!!!」
大きな溜息をするつくしを見て
「時間、大丈夫かしら?」
「エッ?は・はい!
こちらにプレゼント買いに来たところです。」
「そう!良かった。じゃあ中へどうぞ!」
「ハイ!」
中に招かれる様に扉を開けて貰い、つくしは特別なゲストの様に通された。
『ドキドキする・・・』
少し身を屈ませながら入る店が、いつもとは違う気がすると想っていると
「宜しければ、こちらにどうぞ」
いつも、気になっていたレジの向こう
そこには、想っていた通りの風景があった
フレンチ家具で揃えられた空間。
猫脚のアンティークソファーが2脚と小振りの木製テーブル。
「どうぞ!」
椅子を引かれ、つくしはドキドキしながら座ると
コーヒーメーカーからローズ柄のマグカップにコーヒーを注ぎ
「コーヒー嫌でなかったかしら?」
「ハイ。大好きです。」
上擦る声で、それ程飲まないのに想わずそう言っていた。
「かわいい人ね。」
「かわいい・・なんて・・・」
照れてニヤニヤしていると
「・・・あっ!お名前は?」
「まきの・・・牧野つくしです。」
「つくしさん?良い名前ね!」
「あ・ありがとうございます。」
「何だか、就職の為の面接みたい!フフッ」
「ハハッ!ホントですね」
漸く緊張が解れ
「ありがとうございます。あたし何かをこちらに呼んで頂いて。」
「だって、お得意様ですもの。たまにはご馳走しないと!」
「エッ?あたしがこちらに伺ってる事、知ってらしたんですか?」
「勿論、ある程度なら買って頂いた品も言えるわよ・・・確か3年になるかしら?・・・つくしさんが来てくれる様になって?」
「ハイッ!そうです。・・・」
「アッ・・でも言えるのは、その頃の商品よ、私がここにいた頃の!・・・今は月に1.2度来れるかどうかだから!もう無理だけどね」
「いた頃?」
「それって、もしかして・・・社長さん・・ですか?」
「うん、そうとも言うわね!でも、内みたいに小さな会社じぁあ、社長も社員も無いわよ!今日だって正にそうで、来月イベントがあるから、この店の5人は準備で忙しいから、私が久し振りに売り子さん!」
「今日だけ・・ですか?」
「そう、明日から今度は私が出ないと始まらない内容になるから。・・・あっ!良かった。今日つくしさんに再開出来て!ねっ」
「はい」
「ちょっと待っていて!」
思い立つ様に席を立った綺麗なひと・イヤ社長の後姿を見送った。
暇を持て余しながら、冷めかかったコーヒーのマグを両手で持ち、ソファーを眺めた。
漸く店内から社長が、何か持って戻ってきた。
その・・・テーブルの上には・・・・・



出会いは、突然に
キッカケは、想いもしない内に

気が付くと、無くてはならない・・・・・存在に!
緩やかに・穏やかに・・・そして、たおやかに
想いは・・・いま・・・あなたに向けて


類のバースデープレゼントを選ぶ為に立ち寄った、お気に入りの店。
そして、そこには今までにないディスプレイのショウーウィンドウ。
それに惹かれ、時間を忘れ立ち尽くしていたつくし。
女性オーナーに声を掛けられ、店内に導かれるままに・・・
そして

社長が店内から持ってきた物・・・それは、ウィンドウのショウケースに櫂と見立てて飾られてあったストラップ。
スカイブルーとパステルピンクの2本。
「このどちら?」
「えっ?」
驚き又しても、眼を点にして社長の顔を見ると
「あら?違ってた?テッキリこのどちらかをプレゼントにしようって想ってくれたとばかり思っていたのよ!」
「いえっ!!ビックリしてるんです。その通りなモノですから・・・」
「そう、良かった!実はこれ、私の手作りナノ!」
「エーッ!!凄い!!!」
「まあ、予想以上のリアクション。こっちの方がビックリよ!」
「すみません。」
「ううん。嬉しいの。
で?どっちかな?・・・・当ててみようかしら。
・・・・・ん?こっちね、きっと!」
そう言うと、スカイブルーのストラップを指差し
「ハイ。そうです・・・」
少し照れながら返事をした。
「なら、これ私からのプレゼント」
パステルピンクのストラップをつくしの手を取り、その掌に乗せ
「これは櫂!2本で一対。意味解って貰えた?」
「は・はい・・・なんと、なく}
「こっちのストラップ・彼に、でしょ?」
「そ・そうで・す。」
「おまじないを掛けて有るの!この2本に。」
「えっ?どんな?」
身を乗り出しつくしは尋ねる。
「二人で一緒に持ち始めると・・・運命を共に出来るって!」
「もし・・・もし、途中で無くしたり、切れて何処かに行ってしまったら?」
「大丈夫。言ったでしょ!使い始めるとって!
形ある物は、いつかは無くなり壊れるものよ。それよりも、二人が同じに行動を起こそうとする事が大切じゃないかしら?」
「はい。」
「つくしさんが、差し上げる方と運命を共にしたいと想った人となら一緒に使うと良いわ!プレゼントした後の使い方は、お任せするわ」
「はい」
「あっ!ごめんなさい。押し売りしたみたい?他のにするつもりだったら・・・良いのよ!
でも、これはお得意様に私からのプレゼントだから受け取ってね。今日、久し振りにお店に出て、とても嬉しかったか」
「ありがとうございます。これ、買わせて頂きます。押し売りされていません。本当に一目惚れなんです。大好きな人にあげたいんです。そして・・・一緒に使い始めたいですから!」

こうして、つくしは類のバースデープレゼントを買った。そして、オーナーがくれた自分用のストラップも手提げに入れて貰い。
外まで見送りを受け
つくしも、オーナーに振り返りながら手を振ってその場を後にした。

そしてこれがきっかけで、牧野つくしは社長・田所綾の元で、2年後働く事になる。

あと数日で花沢類の誕生日。
プレゼントの手提げを見つめ想いを馳せる。
喜んでくれると良いな!
そして、言ったらそうしてくれるだろうか?
オーナーが掛けたおまじないの事!


そして・・本当に、おまじないは当たるのだろうかと・・・・・



未来12345(完)

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