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好きな作品を流れのままに綴ります。 二次・オリジナルのお話です。よろしくお願いします。まずは【はじめに】からお入り下さい。

Love 8 意外性

8【意外性】

ビーチで類とつくしは学生のように無邪気に遊んだ。

バナナボートに乗ったりビーチボールを買い込み2人は思いきりはしゃいだ。

「楽しい!」
「エッ?」
類の言葉につくしが聞き返す。
「先輩なら、楽しいことは山ほどあるんじゃないですか?」
「心から言葉が出るなんて滅多にないよ。」
「お世辞でも今そう言ってもらえて、すごく嬉しいです。」
「お世辞で言えるほど、俺は器用な男じゃない。」
類はつくしをさり気なく見つめ、つくしも視線が合ったが、ドキリと高鳴る思いを悟られまいと視線を逸らした。

海水浴を終えて、ビーチクラブでシャワーを浴び、着替えを済ませてクラブハウスで待ち合わせた2人。
先に出たかどうかとつくしが眼で追い類を探した。すると、立ち上がり手を上げる綺麗な青年が眼に止まった。
「すみません!」
そこに駆け寄る。
「急がなくていいよ。慌てると転ぶ・・・アッ」
「キャッ!」
類の元に駆け寄ると足元が濡れていたせいか?前のめりになったつくしを類が受け止める。思いがけず抱き合う形になった2人。
「アッ・・・す・すみません。もう大丈夫です。」
放していい体勢になっても放そうとしない類。そこはクラブハウス。近くではないが数人いるその周囲をつくしは見廻し身体が熱くなる。
「うん。」

「近くに雑貨屋があるから、お土産が探せるかもしれないよ。行こうか?」
「は・はい。」
何事もなかったような類に反し、つくしは胸がまだ踊る。それでも心地悪くない。ただ胸のドキドキが続いてる。
類の言う通りそこから歩いた数分の所にショップが点在していた。
オーストラリアが直ぐに解る品揃え。どれを買っても喜ばれそうな物ばかり。
「可愛い物だらけで迷いますネ。」
「うん。それにしても、そんなに喜んでもらえて嬉しいよ。」
「だって、本当ですから!」
幼い子供がおもちゃ売り場で眼を皿にするようにつくしは見廻していた。

1時間もそこで買い物をしたつくしは、満足そうな顔を見せた。そこに類が話し掛ける。
「今夜も食事一緒に出来るんでしょ?」
「はい。是非!」
「良かった。」
「あの・・・それで、今夜はあたしにご馳走させてくれませんか?でも、どこが良いか解らないので教えて下さい。」
「うん。でも、もう予約入れてあるんだ。それに前納だから。
そうだ!この次にご馳走して?」
「次?」
「ああ。次。」
つくしは、自分は旅行者で類は現地の者と言う立場から、次と言われて期待してしまう自分が微かに居るのを感じた。
「はい。じゃあ、次に!」

「ツアーで来たなら、正装になる服の持参は規定にあった?」
「アッ!はい。
でも、それはオプションでディナークルーズに乗船するかホテルのディナーコースを選択するかを選んだ人だけで良かったので、あたしは・・と言うよりあたしと友達は初めから選びませんでした。
だから、持って来ていないです。て言うより、持っていません。リクルートスーツが正装です。
恥ずかしいですけど。
でも、何で?
アッ!軽装じゃダメなんですね?」
「クスッ。可愛い。」
「な・何言うんです。からかったんですか?」
「イイや。素直にそう思ったから。」
「めったに言われた事ありませんから。」
「めったになら、言う人もいたって事だ。俺の様に。でも、俺が最初じゃ無くて少し残念。」
「先輩は、あたしが想像していた人とは全然違う人でした。」
つくしは、真顔で類を見上げていた。それを笑みを浮かべ類も見返す。
「こんなじゃ嫌だった?」
つくしは首を振りその答えを言う。
「いいえ。もっと前に知っていれば、話し掛けられたのにって!」
「そう。それは残念だった。でも、今こうして話しが出来る時間が得られた。

さあ!そうと解ったら、俺と一緒に来てくれる?」
「エッ!どこへですか?」
「ん?自分で言ったじゃない。軽装じゃダメなんですねって。」
「エェ~・・・」
つくしの手を握り嬉しそうに駆け出した類。

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ク*様
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2010-10-12 Tue 09:59 | URL | ルナミミ #-[ 内容変更] | top↑
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