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好きな作品を流れのままに綴ります。 二次・オリジナルのお話です。よろしくお願いします。まずは【はじめに】からお入り下さい。

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流星 中編 真心

2010-11-02 Tue 00:00

2【真心】中編

夏祭りから早いモノで1か月が過ぎた。
長かった夏休みも終わりを告げ新学期が始まった。

普通の高校なら進学に向け忙しない雰囲気になるのだろうが、エスカレーター式のこの学校においては成績がギリギリな者以外それ程今までとの違いを見せる者はいない。

その中でつくしは考えていた。
成績は問題ない。上位に行く成績にキープする様に頑張っていたからだ。

F4がらみの日常で、そうで無くても相変わらず皮肉や小さな嫌がらせは未だに有る。
成績でも良くしてい無ければ何をされるか解らない気がした。

「牧野さん。
大学進めるの?
高校で目一杯だったんでしょう?
それとも道明寺さんに出して頂くの?
施しをお受けになるのも仕方ないんでしょうね?」

そんな事を眼の前で言われるのにも何とか耐えてはいるが、やはり心情はとてもの事慣れそうにはない。
彼女達の言う様に、既に道明寺からは何度も言われている。

「学費ださせろ!
イヤと言うなら勝手に振り込むぞ。さもなければNYに来い!」

そんな連絡が先週もあった。
行ったばかりのせいもあるのだろう。あいつは忙しいらしく、この夏休みにはとうとう1日も帰国は出来なかった。
『来い』と航空チケットを送られそうになったのを、バイトの稼ぎ時だと言って断った。
行くと云う事は泊まる事にも繋がる。何だか怖い。
その時想った!
何で『怖い?』好きな人と一緒に居るのは幸せな事でその人と結ばれる事を望む娘は大勢いる。
なのに・・・あたしは怖くて行けない!
何故?
迎えに来るとまで、告げて言ってくれた相手なのに甘える事すら出来ない?
それが何故か?
答えは出ている。好きではいるが、愛では無い想いに気付いてしまった。

それが・・・牧野つくしの心。

花沢類に告白され自分もはっきり好きだと気付いた。
でも道明寺にまだ言えずにいるのも確かな事。言うキッカケが見つからない。
花沢類が留学先に既に旅立った事を知ったのは店に顔を出した西門さんからで半月前の事だった。

とうとう行ってしまった。留学先のイギリスへ。
てっきりフランスかとばかり想っていたが、知り合いの少ない土地を選んだらしいと西門さんは言っていた。

牧野は、進学するんだろう?」
そう聞かれ答えられずにいると、奨学金貰えば良いのに?とポツリ言い残し去って行った。

「奨学金?」
全く考えていなかった訳じゃない。
でも返済がその先に有る。しかも膨大な額。
今でさえやっと生活している。
親も漸く仕事に就いて僅かながらも、学費を捻出してくれてはいるがこの先4年は解らない。
しかも、弟・進もそのうち大学に進む。
弟の事ならつくしとしては
「絶対的に行かせてやりたい。」
ならやはり無理だろう!
それが・・・結論。
他に幾らでも勉強の場は有る。それを選ぼう!

その時に再び浮かんだ道明寺司の顔。
「あんたには、あたしは相応しくないよ!
家柄も考え方も。
甘えられない女・甘えて欲しい男。
それに無理をしても行く事が出来ない道明寺司の元。
旨く行く筈が無い!
そして何より、あいつの親友・花沢類を愛していると気付いてしまったんだから!」

つくしは誰にも卒業後の事を話さなかった。
人知れず進めて行った。親友の優紀にさえも!

つくしは中学時代の恩師の元に相談に行っていた。
唯一進路について話しが出来る人。3年生で坦任だった三橋功先生。
来春定年を迎える熟年教師。奥さんと嫁がれたお嬢さんと、つくしとは4つ違いの息子さんがいる。
家には奥さんと息子さんの3人で暮らしていた。

三橋先生の教え子が、小さいながら地方新聞社の所長兼編集長と言う事から、そこはどうかと勧められていた。
昼間働き、夜大学へ行けば良いと。
笑顔で答える先生の顔と傍らで同じ笑顔で見つめる奥さんの温かさにその通りな気がした。
場所は北海道の札幌。

「良く考えなさい!
そこを選んだ理由は2つ有るんだ!
1つは、始めに言った通り教え子の新聞社。2つ目は、娘が嫁いだ先が札幌に有る。酪農家に嫁いでいるから何か心配な事が有ればそこに行けば良い!
牧野さえイヤで無ければ住む事も出来る。
但し、酪農を手伝う様になるがね!」

「ありがとうございます。良く考えてみます。」
「寒いイメージが有るが、比較的札幌は住み易く、案外都会だよ!東京と違い空が綺麗で、夜空の星は申し分ないんだ!必要なら、大学の資料集めるから言いなさい!」

「はい。」
先生の家の帰り道。
空を見上げ、先生の言った夜空の話しを思い返した。

「夏祭りに流れ星が見えたのに今日は見えないや!
北海道の夜空、見てみたいなぁ!」

心の中で結論が出た。
翌日。
先生に勧めて欲しいと連絡を入れる。
両親に事情を話す。学費の難しさからすんなり了承を得られた。英徳の坦任にも話しをすると、道明寺司との事情を知ってはいる。色々な事情を理解してくれた。

「牧野の想う様にすれば良い!
僕はここの出だが、お前を見ていると勇気を貰うよ。
頑張れ!」
30そこそこの若い教師。きっとボンボンに違いない。でも何かに付けて庇ってくれた先生。

その先生にも協力が得られて札幌行きが確定した。

当初の話しでは昼間働き・夜大学へと言う事だったが、坦任はつくしの成績を惜しいと言い新聞社の『教え子のその人』も大学は昼間にしてはと持ちかけて来た。結果国立大へ受験をする形に成り奨学金もそこなら返済に無理はないと説明も受け承諾する形になって行った。

そんな話しが進む中、道明寺から連絡が入った。
「牧野。近直お前んとこ行くから待ってろ!」
それだけ言うと電話は切れた。

「こっちの話しは聞かないんだから!」
3日後。もう寝ようかと思っていたら
「コンコン・・俺だ!開けろよ。」
「えっ?まさか?・・・・・」
ドアを開けて驚いた!眼の前に道明寺司がいた。
「待たせたな!入るぜ!」
ズカズカと中には入り
「相変わらず貧乏くせえな!
俺が世話するから他に移れよ!
風呂も無いんだろ?」

「文句ばかり言わないで座りなよ。」
「オウ。そうだな!」

「それより、急にどうしたの?」
「急にどうしたも・・・ねえもんだ!
会いたくなったから来たんだ!」

「夏休みに来ないでこの時期?
変だよ!」
「しょうが無いだろ。忙しかったんだ。お前こそ何で来ない?」

「あたしはあんたと違って、生活が掛かってるの!」
「面倒見てやるって言ってるのに!断ってるの牧野だろうが。」

「施しは受けないの!」
「もう止めようぜ!
折角会いに来たのに喧嘩をする為に来た訳じゃないんだ!」

「う・うん。」
「牧野。来年どうするつもりなんだ?」

「エッ?う・うん。」
「決めてるんだろ?お前の事だから。
で・・・どうなったんだ?」

「受験するんだ。」
「バカじゃないの?
英徳ならエレベーターなのに!」

「エスカレーターでしょ!
でも学費が高すぎるよ。無理無理。」
「出してやるって言ってるのに、何故受けない?」

「施しは・・・・・」
「俺ら、結婚するんじゃ無いのかよ?
その相手にするのが何で施しなんだよ?
分かんねえよ?」
辛そうにうな垂れる司を見て

「道明寺。あたし・・・・・」
「待て!言うな。
今の流れで俺にだって解るさ。」

「道明寺?」
「類は・・・あいつは知ってるのか?」

「バカ!
何言ってるの?
何処行ったかだって西門さんから聞いた位なのに知る訳ないじゃない。」
「そっか・・・。知らないのか?」

「何で花沢類が出て来るの?
あたし達の事でしょ?」
「牧野?
本気でそう言えるか?
あいつが関係無いって?」

「い・言えるよ。」
「じゃあ、牧野は俺を好きか?」
「好きだよ。」
「愛してるか?」
「あい・・・し・・」
「もういいよ!
俺は死ぬ程好きだし愛してもいる。
お前の事を抱きたいって想う位。
今抱いても良いか?」
「エッ?・・・・・」

「フッ・・・恋人と想う女に抱くのを考えられる男って情けないな!」
「道明寺?」

「牧野が何を考えて、これからを見据えてるのか離れてる俺には解らねえよ?
こう言っちゃあ何だが、お前が考えてる以上に今の俺が置かれてる立場は大変だ!
でも始めてみて、これ程やりがいが有るとは想ってもみなかった。
やっぱり生まれ持った何かが有るんだと想う。
この手で築いた物で牧野を幸せにしたいとも想ってる。
でも、今のお前を見るとその瞳に俺は映っていないみたいだ。」
「それは違うよ・・・・・」

「離れるって事は、心も離れるって事なんだろうか?」
「・・・・・」

「帰るよ。」
「道明寺!ごめん、あたし・・・・・」
立ち上がり掛けた司だったが、つくしに向きをも一度移すと腕を掴み引き寄せた。

「牧野・・・愛してる!」
つくしに深く熱いキスをする。
抱き寄せる腕に力がこもる。
暫くはそのままのつくしでいたが・・・拒む様に胸を押す。でもビクともしない司。
ふと気付いた冷たさ。つくしの手の甲に冷たい雫が落ちていた。

「道明寺?」
つくしは司にいきなり身体を押され離れた。司は後ろ向きに成り顔を見せようとはしない。

そのままドアの方に歩いて行く。
「牧野・・・別れてやるよ。俺の方から!
でもまた出会ったら、そん時は幾ら騒いでも離さない。
いいな?
じゃあ。元気でな。」

「今まで・・・ありがとう!
道明寺。」

それが精一杯だった。涙が止めどなく流れ動く事さえ出来ない。

その日を境につくしは行動的に動いた。

受験に向けて引っ越しの準備。仮に不合格でも札幌へは行く事を決めている。
団子屋に優紀にも話した。
英徳の友人達にも全てを話すと、道明寺が帰国して会ったのはつくし1人だと云う事が解った。
どれ程会いたかったかが伺え苦しくなる。

「牧野、後悔するぞ!」

美作さんが言った。
そうかもしれない。
でも花沢類を想いながら道明寺を選ぶ事も出来ない。

無理に遠くに行く事を選んだ訳じゃない!
流れに身を任せただけ。
自分に正直になろうと。その時の有りのままの気持ちに成ろうと。

月日は廻り、つくしは受けた大学を見事合格した。
奨学金を受ける事も可能となった。

春・・・3月英徳を卒業。

4月
札幌のこの先の住まいに越した。
住居は大学と新聞社の中間に位置する安アパート。
「もっと良い所を探してやる。それまで辛抱してくれ!」
所長は言ってくれたが、始めはこれで良いです。と告げた。

新聞社では大学の合間や休みの日に雑用の仕事をさせて貰った。
札幌の生活も相変わらず忙しい毎日。大学・新聞社の往復。それでも充実感に満ちていた。

1年目、新聞社で雑用に追われたが持ち前のバイタリティーと天性の明るさで直ぐに溶け込んだ。
気が付けば可愛がらる様になっていたつくし。

落第は禁と所長から言い渡され、もし落第すればクビ。
進級できれば、その度に仕事を与えてくれると条件を出された。

何も考える暇を得られない位にハードな毎日。そのお陰で司の事も類の事も想い出している暇は無かった。
成績は10位に入る成績をキープ。

2年・3年と瞬く間に年を越え、北海道の気候を心配していた事が嘘の様に冬も好きになった。

就職当時20人欠ける人数の新聞社が、インターネットの配信事業で新聞を地元以外の希望者へ発送数が増した事で規模が拡大した。今では50人と大幅に増員している。

勤労学生だった牧野つくしは、卒業と同時に漸く正社員として認めて貰う事になった。
「つくし頑張ったな!
落第どころかお前、主席だって言うじゃないか?」
「だって所長が落第したらクビだって言うから必死でした。お陰でコンパも大学のクラブも知らないまま卒業です。」

「ハハハハハッ!
良かった。これで恩師に顔向け出来るよ。
おめでとう。つくし。
お前は凄いよ。誇りに思う。親父ばかりの中で、新しい息吹を初めて良いなと感じさせて貰った。
社員として宜しく頼む。
これをプレゼントするよ!」

あと2日で卒業と言う日、町田所長から『記者』と明記された名刺を渡された。
社に居た20数人から熱い拍手と大きな花束を贈られた。

一番世話になった。5歳上の木佐先輩からは名刺ケースをプレゼントされた。
「つくし。
直ぐ止めると想ってたよ。良く頑張ったな!」
「先輩!
それじゃあ止めるって想って、しごいてたんですか?」

「イヤ、そうじゃないけど・・・所長から雑念を与えるなって!
そう言われてて・・・・・」
「おいおい!俺のせいか?」
そこに居る全員が笑った!

ここに来て良かった!

大きな瞳が久し振りに少し潤んでいた。
「つくし。
卒業式の日はお祝いするから空けておけよ!」
「ありがとうございます。」

「その後2日間休むんだったな?」
「はい。
実家と三橋先生の所にご挨拶に行って来ます。
ついでに都内の何でも見た事を取材もして来ますから!」

「オウ!
宜しく言ってくれ。
それにしても、お前抜け目無いなぁ!」
「はい。それじゃあ、お先に失礼します!」

「「「おつかれ!」」」
つくしが出て行くと町田は木佐に言った。

「あいつ、凄い人物と別れてここに来たんだ。つくしは何も言わないが三橋先生から初めに聞かされて、どんな子かと不安だったが、あいつを知って愛される理由が解った。
受け入れられなかったつくしの気持ちも少し解る気がしてる。
あくまでも憶測ではっきり解らんがね!」
「そのせいですか?
何度か中央からつくしの事を聞いて来てたのは?」

「ああ。」
「所長、守り抜きましたね!」

「それ程でも無いよ!
三橋先生が、ここに寄こしたのには訳が有るって、それと無く言ってたから恩師に従ったまでさ!」
「このまま平穏に過ぎると良いですね?」

「ああ。そうだな!」
「それにしても綺麗になりましたね!
陰で所長が睨みを利かせて無かったら、言い寄る奴は山ほどいますから。
俺も、後2年会うのが早けりゃ迫ってましたよ!」

「バカ野郎!
冗談でも止せよな。一人前にしてつくしから好きだと云う奴が出来るまでは俺は認めないから。」
「ハイハイ!
それじゃあ、俺も上がります。お疲れ様でした。」
「お疲れさん」

つくしの全ては、恩師三橋先生・町田所長・木佐の力で守られて来た。

一時的に道明寺司との事でやり玉に挙げられ掛けたのを、同じ記者として守り抜いた。
幸いな事に道明寺サイドが出る事を良しとしない事も有り、その後心配をするに至らずに済んではいた。

1か月前。
住み慣れた安アパートを引き払い、1ルームでは有るがマンションに引っ越しをした。セキュリティーも今までとは雲泥の差だ!
バイト代とは違い給料が貰える。その差は大きい。

4年を振り返ってみた。
この日
札幌に来て初めてと言って良いほどの穏やかでのんびりした時間を過ごしていた。

悲しむ暇も恋しがる暇さえ無かった毎日。

気が付けばもう自分は社会人。
あの2人は?

「もう縁の無い人達。
しかも、ここは札幌。考えるのは止そう!」

ベランダに出てひとり祝杯をあげる為、ビールを手に持って春の夜風に触れた。
何気なく見上げる空。そこには煌めく星が瞬いている。

「三橋先生の言ってた通りだ!
4年目で初めて見た!
綺麗・・・・アッ!」

つくしは無意識に願っていた。

ここに住むのを決めた理由の一つ。それは星。
眩いばかりに煌めく星を見てみたかった。
そして今、初めて目の当たりにし流れ星も見る事が出来た。

つくしはビールを半分残し部屋の中に入った。頭がクラクラする。僅か半分のビールの量で眠さにも襲われている。
「さあ。もう寝よう!」



その頃
美作あきら・西門総二郎の呼び掛けで、久し振りに6人が顔を揃えた。
そこに居ないのは、松岡優紀・そして・・・牧野つくし。
その2人。

音信を全く断っていた花沢類。
つくしは司のフィアンセとして、その隣に居ると気を重くしながら出席した。
司もまた、あれから類と付き合い始めたと想っていた。
類の隣に寄り添う姿を見るのだろうと。類同様に気を重くしながらの参加になった。

西門総二郎も美作あきらも、受験前につくしから告白された事情から、口を挟む事はしないでいようと決めた。
つくしは2人を好きだと言っていた。

選べないし、そうすべきでは無いと。
相応しい女性には慣れそうに無いとも。
与えられる状況で過ごす事は出来ない人間で、甘える事も出来ないと。

そんな牧野つくしが唯一出来る事は、自力で将来を掴む事。可能な範囲で全力を尽くすんだと。
そう言って東京を離れて行った。
好んで遠くに行くのでは無い!
そうも言っていた。運命に導かれただけだと。

あれから4年。
既にF4は3人が、それぞれの親と仕事を共にしている。そのうち1人がこの春全てを修得し帰国した。
また、もう一人も仕事をこなしながら同じ様に資格を得て1年遅い帰国になった。

パーティーは某ホテル。国内外からのVIPの多くが利用するホテル。
ホテルマンの教育も行き届いた名門。そこのVIP専用ルームをチャージした。
出入り口もVIP用を利用した事も有り、騒がれる事無く部屋に通された。

「やあ!久し振り。類・・痩せたか?」
「ああ。少しね!そう言えば、つか・・・・・」

「アッ司だ!
「オイ司!・・・来れて良かった。1年遅い帰国だったな。」

それぞれが見違えるほど、美しさに加え精悍さを醸し出していた。

「本当に溜息が出ますよねえ!
美しい4人。正にF4!」
「桜子。彼氏居ないの?」

「いませんけど・・・それが何か?滋さんはいるんですか?」
「いない・・わよ・・・。」

「相変わらず、道明寺さんだけを見てるんでしょ?」
「そんな事無いわよ!」

「おい!そこの2人。牧野は?」
言い出せずにいる2人を想い、総二郎が声を掛けた。
「「ううん。」」
「お2人さん、そう言う訳だから。」

司が痺れを切らし声を掛ける。その視線は見ると言うより睨みながら

「類、どう言う事だ?」

意味が解らず、睨み返す。

「意味が解らない。俺の方が聞きたいよ!何で司一人で此処に要る訳?」
「お前!何にも知らねえのか?」

「何?
どう言う事・・・・・牧野は?
捨てたの?司」
「てめえ!!
言って良い事と悪い事が有るだろうが?
この俺様が、約束した女を捨てるとでも言うのか?」

今にも殴り掛かる勢いの司をあきらが宥める。

「司も類も止せよ!
あの2人が怯えてるじゃないか。それに、これから食事だぜ!
話して聞かせるから落ちつけよ!」

「何だあきら!さっき知らなそうな振りしやがったくせに。」

「ほら、類も行こうぜ!」

「総二郎も知ってたの?」

「何を?」

「司と牧野の事。」

「まあ、一応ね。」

見せた事もない凄い顔で総二郎を類は睨んだ。睨まれた総二郎は、親友の哀しげな表情に胸が痛んだ。

流星
1前編2中編3後編4完結

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