STARLIGHT

好きな作品を流れのままに綴ります。 二次・オリジナルのお話です。よろしくお願いします。まずは【はじめに】からお入り下さい。

Love 6 シンデレラタイム

6【シンデレラタイム】

類との食事は楽しくて仕方なかった。オージービーフは、ボリュームよりも味で堪能する美味しさで、ロブスターは旅行で初めて口にしたが、その中で一番の味だった。
そして、飲んだビールが身体を熱くするのか、心が高揚してなのか、とにかく全身が火照った。

つくしは、幸せな思いに包まれていた。向き合う憧れの人に話しかけられている自分が信じられない。

「夢かも知れない!突然目が覚めて現実に引き戻されるのかも知れない?」

それでもいいと思いつつ、今の変え難い時間を楽しんだ。

「どうしたの?何だかボンヤリしてるみたいに見えるけど?
酔ったのかな?
そろそろ、ホテルに送ろうか?」
「アッ!
す・すいません。何だか心地よくて。夢うつつみたいにさえ思えて。

アッ・・・そ・そうですね!花沢先輩もお疲れでしたね?」
「ううん。俺より牧野さんの方が気掛かりだよ。明日も会うんだから、具合でも悪くされたら会えないじゃない?」
甘い声が、つくしの全身を包み込む。
「は・はい。
でしたら、そろそろ帰ります。明日も会いたいですから。」
「ああ。  そうしようか。」
「はい。」
真っ直ぐに見つめる綺麗な薄茶の瞳。キラキラ輝き吸い込まれそうに思えた。

割り勘でと言うつくしに、笑顔であっさりと応える。
「年下の女の子に、しかも後輩に払わせたら、俺が君に会えなくなるよ。」
「それは・・・困ります。」
「だったら、再会のお祝いにご馳走させてくれないか?」
「はい。ありがとうございます。ご馳走様でした。」
頭をペコリと類に下げた。
「うん。」

ホテルには、そこから歩いて10分程。タクシーは乗らずに2人でそぞろ歩く。
「あの~  車はどうするんですか?」
「うん。心配しないで。酔って運転はしないから。」
「はい。」
そこから2人は何も語らない。でも、温かい想いが笑顔を作る。
類は、隣に視線を微かに向けてそっと手を繋いだ。
「あっ!!」
見上げた先に天使が・・・いた。



翌日、類とつくしは約束通りビーチにいた。
そこは、オーストラリアに行くなら絶対に外せないとつくしと優紀が言っていた場所。
つくしは、ホテルからセパレートタイプの水着を着込み、上にTシャツと短パンを着てパーカーを羽織った。
そして、ビーチ用に持って来たバックにタオルと着替えを詰め込んだ。
迎えに来た類も水着を着てきたと言った。
類の服装は、場所のこともあるかも知れないが、前日のつくしに合わせたのかTシャツにコットンパンツと云う軽装。
ビーチクラブの更衣室で、2人は水着以外は脱いだ。
類は連絡しておいたのか?その行動すら見ていないうちに絶好のポジションにパラソルとチェアーを用意させていてくれた。

「ここが、2人の指定席。」
「いつの間に?」
「ん?魔法!!」
イタズラっぽく類はつくしに言う。
「そんな事より、さあ!泳ごうか?」
「エッ!アッ・・はい。」

2人は、砂浜を駆け出した。


5.LOVE7
Love 
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