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好きな作品を流れのままに綴ります。 二次・オリジナルのお話です。よろしくお願いします。まずは【はじめに】からお入り下さい。

Love 4 偶然の再会

4【偶然の再会】

花沢類の車に乗った牧野つくし。


そこで、つくしは類に言う。
「花沢先輩
あたしと親しいどころか、口さえきいたこともない間柄なのに、あの場で言わないだけじゃなく、こんな風に誘って下さってありがとうございました。それに、驚きました。まさかあたしの名前をご存じだったなんて。」
すると、笑顔を見せて類が言う。
「君!非常階段ですれ違ってた子だろ?
牧野さん。名札に書いてあった。」
「エッ?気付いてくれてたんですか?
すれ違うだけだから、記憶にもない気がしてました。」
「君、他の子とは違って、香水じゃなく石鹸の匂いがしてたから、なんだか新鮮だった。それで覚えてた。」
「アッ!そ・それは、買うお金がないからで・・・・・」

「大学に上がって来るかと待ってたけど、とうとう会えないままになってしまった。
大学は?」
「英徳は高過ぎて!我が家の経済情勢では無理なんで、払える大学を選びました。
今回、卒業で最後の想い出作りです。」
「そうなんだ!卒業旅行なのか。」
「はい。」
「でも、言ってたね?彼女とは、この旅行で知りあったって、だったら誰と来たの?」
類は、疑問を問いかけた。
「はい。
親友が隣りにいるはずでした。でも、具合が悪くて来れなかったんです。やめる事も考えましたが、そうすると、親友が責任を感じる気がして。
それにツアーだったこともあって、予定通り来ました。」
「そっか!
それにしても、スゴイ偶然だね。奇跡に近いよ。
日本で会うのとは比較にならない。
だからかな?」
「はい?」
「牧野さんにはすまないが、日本で逢っていたなら、こんな風に誘ったかどうか?
有り得ない再会だったから、君が知り合いだと時田達の前で言えた。そんな気がする。」
「それでも、嬉しいですし光栄です。」

「君!体育会系?」
「エッ?・・・なんで ですか?」
「律儀で 答え方もどこか、俺の知ってる女の子とは違う。」
「すみません。」
しょんぼりするつくしに気付き類が言う。
「ごめん!
勘違いしないで!悪い意味で言ったんじゃない。キビキビしていて好感が持てるから言ったんだ。」
「はい。ホッと・・・しました。」

「クスッ!」
「はい?」
「ホラ!そう言うところ。」
「アッ!!は・はい。クスッ。そうですね。」

互いに笑い合い、和気あいあいの中時間は過ぎて行く。

類は、つくしをゴールドコーストの中で、最も人気のある「サーファーズパラダイス」に案内した。
そこは、活気があり、日本からのゲストも多いことから、お土産店でも日本語が提示されているほどだ。
車をパーキングに入れ、類とつくしは海岸沿いを歩いた。
砂浜では、ビーチバレーが盛り上がり、歓声が沸いている。この国の今の季節は、日本で言う夏が終わり、秋の気候になってきている時期。それでも、恐らく日中の気温は25~27℃くらいはあるだろう。
類は上着を脱ぎ、車に置いて来た。
「まだまだ暑いね。」
「はい。でも、花沢先輩は、そう言いながら涼しい顔をしてます。綺麗だからそう見えるのかな?」
「クスッ。嬉しいことを言ってもらえたから、ご褒美贈ろうかな?」
「そ・そんな…いいです。お世辞じゃないんですから。」
「そんな子初めて。今迄、催促されても拒まれたことはないから。」
「すみません。」
「牧野さんといると、知らない世界をみられるようで楽しい。」
「からかわないでください。そんな思いがけない言葉に慣れてないだけです。」
「そっか!だったら慣らさせてあげる。行こう!」
類は、つくしの手を掴むと走り出した。
「うわぁ~・・・・・先輩?」

類は、弾む気持ちを味わっている。不思議なくらいに心が騒いでいた。

かつて、同じ学園で同じ空間を共有し、気になっていた女子学生。
1年下と知り、話すキッカケがないまま大学で会えるのを期待していた。でも、その子と出会えなかった。しかし、今その女子学生と奇跡の出会いを果たせてる。

この一年、仕事だけに専念してきたご褒美に思えてならない。

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